映画「ミート・ザ・ペアレンツ」より:

paint (someone/something) with the same brush
(人、物事を)同一視する、(不名誉な)レッテルを貼る


新築の豪勢な屋敷に涼しい顔をして暮らすパムの元彼・ケヴィン。

パムの父・ジャックの彼を見つめるまなざしは
グレッグに向けられるそれとは違い、親愛の情に満ちており
今のところ全てにおいて分が悪いようである。

自分とほぼ同年代と思われる彼のあまりの羽振りの良さに、職業は何かと尋ねると
彼には投資業のかたわら、もう一つ情熱を傾ける仕事があると言う。

What do you…? You’re a Wall Street trader, an investment guy?
君は一体・・・? ウォール街のトレーダー、投資家?(グレッグ)

I don’t like to be painted with that brush.
彼らと一括りにされるのはちょっとね。(ケヴィン)

Yes, that’s my day job… Do we have time?
それは僕の昼間の仕事・・・みんな時間ある?(ケヴィン)

OK, I wanna show you what I’m really interested in.
よし、それじゃ僕のもう一つの顔を見せるよ。(ケヴィン)


paint (someone/something) with the same brush は直訳すると「同じブラシで塗られる」、
そこから「(人、物事を)同一視する、(不名誉な)レッテルを貼る」となります。

またこのイディオムは良い意味ではなく、良くない意味で、有り難くないレッテルを示すもので
例えば、チームの誰かが不正をした事で仲間全員が同じように白い目で見られる、
今話題になっているロシアのドーピング問題なんかも

Russian athletes are being painted with the same brush.
ロシアのアスリートたちは(皆ドーピングをしていると)同一視されています。


と言えるかもしれませんね。

ケヴィンはここではグレッグの発言を受ける形で
I don’t like to be painted with that brush(そのブラシで塗られるのは好まない)
=「彼らと一括りにされるのは好まない」と、ちょっと変化させて答えています。

ケヴィンは大金を稼いでいるからといって、ガリガリのお金の亡者ではなく、
実はもっと実直な手を動かす仕事、大工仕事に生きがいを感じているようです。

お金持ちで真面目で人当たりも良し、とまあ元彼・ケヴィンはカンペキすぎて
ちょっとグレッグは元気をなくしてしまいます。

それをほくそ笑みつつ見ているジャック。

これから彼女の親に会う予定がある男性は、
一度はこの映画を見ておいた方が良いかもしれません(笑)。


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