モーツァルト・イン・ザ・ジャングル シーズン1 第5話より:

press the flesh
握手をする、挨拶をかわす、社交・交流する


ヘイリーは近頃良い雰囲気になっているダンサー、アレックスの舞台を
友人・リズと見に行くが、途中でロドリゴに呼び出しを食らう。

一人残されたリズが、終演後のパーティに顔を出すと
アレックスの舞台で相手役を務めていた女性ダンサーと話をする。

So You’re a tattoo artist?
で、あなたはタトゥーアーティストなの?(女性ダンサー)

Yeah, uh-huh. For a little while now.
ええまあ。 しばらくやってる。(リズ)

(中略)

So you’re a bearded guy magnet.
ってことは、ひげ面男にモテるのね。(女性ダンサー)

Yeah, it definitely attracts those I wish to repel.
そうなの、こっちは願い下げのヤツばっか。(リズ)

What about you? I mean, a pretty, smart Julliard dancer.
あなたは? 美人なジュリアードのダンサーだもの。(リズ)

That’s gotta put you on top of the food chain.
選び放題ってとこでしょ。(リズ)

If I ate. Yeah, here and there, I guess.
その気ならね。 まあそこそこかな。(女性ダンサー)

Nothing serious, though?
でも本気の彼氏はいない?(リズ)

Heavens, no.
まさか、いないわ。(ダンサー)

(中略)

Okay, excuse me. I’ve gotta go press the flesh.
えっと、ちょっと失礼するわ。 周りに挨拶してこないと。(女性ダンサー)

Okay.
分かった。(リズ)


for a little while「しばらくの間」。

magnet「磁石」の他に「惹きつける人」という意味で使われることもあります。

male(または guy)magnet は「男性を惹きつける(モテる)人」、
a bearded guy magnet(髭の男性を惹きつける人)=「ひげ面男にモテる」。

repel「追い払う、撃退する、寄せ付けない」。

food chain「食物連鎖」。

That’s gotta put you on top of the food chain
([それは]あなたを食物連鎖の頂点に押し上げる)=「(恋人は)選び放題」。

“それ”とは、美人である事と名門ジュリアードで学ぶダンサーである事ですね。

If I ate(もし食べるならば)、food chain「食物連鎖」にかけた答えで
ここでは「自分にもしその気があれば」といった意味です。

heavens「まさか、とんでもない」、
この会話では文字通りの「天国」ではなく、感嘆詞として使われています。

そして press the flesh は「握手をする、挨拶をかわす、社交・交流する」。

flesh「肉、肉体」を press「押す」、すなわち「握手」
または「挨拶をかわす、社交・交流する」という意味になります。

舞台に上がったのはいずれも有望なダンサーの卵ですから
ハリウッドのキャスティング部門の人やモデル事務所のスカウトなど
今夜の舞台を見に来た招待客に自分をアピールする必要があります。

リズは面白いけれど、ずっと話していてもダンサーのキャリアに繋がる人ではないので
会話を切り上げられてしまったようです。


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