ザ・メンタリスト シーズン6 第6話より:

out of character
その人らしくない、柄に合わない


ヴァンペルトでは動かないスタイルズに、ジェーンが直々に説得に向かう。

話をするうちに、彼が領事館から動けない理由を理解したジェーンは
その問題を自分がどうにかする事で、スタイルズを動かそうと試みる。

Patrick, dear boy. How are you?
パトリック。 元気だったか?(スタイルズ)

Well, I’m not your boy.
なれなれしいね。(ジェーン)

(中略)

You’re gonna meet me tonight at 8:00, or I’m gonna come back here,
今夜8時に来てくれ、でないと僕はまたここに来る、(ジェーン)

and when I do, you will need more than these walls to keep you safe.
その時は、今以上に身を守ることだね。(ジェーン)

Threats? Oh. That’s so out of character.
脅迫か? 全く君らしくないな。(スタイルズ)

I mean every word of it.
僕は本気だ。(ジェーン)

Yes. I believe you do.
ああ。 だろうな。(スタイルズ)

But you see, Patrick, a dying man does not fear death.
だがね、パトリック、死が近い人間は死を恐れないのだ。(スタイルズ)

Oh, please. This charade might work on your disciples.
よしてくれ。 信者はその戯言で騙せるんだろうがね。(ジェーン)

It doesn’t work on me.
僕には通用しない。(ジェーン)

You think too highly of me. Unfortunately, it’s not a charade.
私を買いかぶりすぎだ。 残念だが本当だよ。(スタイルズ)


dear boy「可愛い子」、自分が目をかけている、可愛がっている後輩等に
親しみを込めた呼びかけの言葉です。

それを I’m not your boy(あんたの可愛い子なんかじゃない)と返すジェーン、
これが友好的な面会ではないことが伝わります。

you will need more than these walls to keep you safe
(あなたは今以上に自分を守る壁が必要になるだろう)=「今以上に身を守ることだ」。

もしジェーンの言う通りにしなければ、領事館にいようと安全ではなくなるぞ、
ということで、まあジェーンなら幾らでも方法を思いつくんでしょう・・・。

そして out of character は直訳すると「普段の人となり、性質から外れる」
=「その人らしくない、柄に合わない」。

スタイルズのように so を付け加えて
so out of character「ものすごく君らしくない」というと、より驚きが伝わる感じがあります。

I mean every word of it「本気で言っている」

charade「見え透いた戯言・真似事、世迷言」。

disciple「弟子、門弟、信奉者」。

think highly of~「~を高く評価する、~を尊敬する」。

You think too highly of me(私をあまりに高く評価しすぎ)=「買いかぶりすぎ」。

スタイルズさんはどうやら重い病気の様子。

この後、it’s spread to the blood(血液にも転移している)というセリフがあるので
ガンなんでしょうか。

それでもレッドジョンを捕まえたいから協力しろというジェーンに
残り少ない時間が自分には貴重だというスタイルズ。

本音のぶつかり合いの行方はどうなるんでしょうか。


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