ザ・メンタリスト シーズン6 第7話より:

low on the totem pole
(組織等の)下っ端


レッドジョンを見分ける決定的な情報を元に
容疑者を集めたジェーンだったが、思わぬ事態が発生。

決定的な情報と思われたその目印はただ一人ではなく
容疑者複数人に見られ、
ジェーンはまたもレッドジョンを取り逃がしてしまう。

だが一つ分かったことは、
レッドジョンは政府職員や警官からなる秘密組織の一員であり
あらゆる法組織にそのメンバーがいるという事実だった。

そこでジェーンは市警察に勤めるその組織のメンバーを尋問し
レッドジョンに繋がる情報を引き出そうと試みる。

You’re not a big talker. I get it.
君は無口なんだな。 分かったよ。(ジェーン)

Loose lips sink ships and all that.
口は災いの元だしね。(ジェーン)

The bad news is, you have a lousy poker face.
ただ残念ながら、君は顔に感情が出やすい。(ジェーン)

So we’re gonna play a little game of show-and-tell.
だから当てっこゲームをしよう。(ジェーン)

I’m gonna tell you something,
これから僕が質問をするから、(ジェーン)

and you’re gonna show me with your face whether I’m right or not.
正しいか否かを君は表情で答えるんだ。(ジェーン)

(中略)

Do you belong to a secret organization of cops and other government officials?
君は政府職員と警官の秘密組織の一員?(ジェーン)

…Yes.
・・・イエス、だね。(ジェーン)

(中略)

CBI director Gail Bertram is also a member?
CBIのバートラム局長も一員?(ジェーン)

…You don’t know. Too low on the totem pole, huh?
・・・分からない、か。 君では下っ端すぎて?(ジェーン)


loose lips sink ships「口は災いのもと」。

直訳すると「不用意なおしゃべりが船を沈める」といった感じで
これは、第二次大戦中のアメリカ軍のスローガンが由来という説があります。

当時は敵国のスパイが情報収集のために、あらゆるところに潜り込んでおり
軽いおしゃべりからでも、重要な情報が洩れれば
味方の船が撃沈されることにつながる、だから言葉には気を付けろ、
そういう意味だそうです。

lousy「お粗末な、出来の悪い、不潔な」。
lousy poker face(お粗末なすまし顔)=「(隠そうとしても)表情に出てしまう顔」。

そして low on the totem pole は直訳すると「トーテムポールの下部」、
そこから「(組織等の)下っ端」。

トーテムポールはアメリカ先住民たちが建てた、木彫りの大きな柱で
様々な意匠が彫り込まている物です。

それを外部の人々が見た時に、下よりも上に掘られている方が身分・位が高い、
と勘違いをしたことから生まれたのが、この low on the totem pole だそうです。

実際には下部の意匠と上部の意匠は身分の上下関係を表すものではなく
各部族の歴史や物語を象徴する文様や紋章等が彫られているそうです。

トーテムポールって、昭和の頃は学校や公園、レジャー施設なんかでよく見かけました。

恐らく深い意味はなく、何となくカッコいいから装飾として・・・
みたいなノリで置かれてた気がするんですが、最近はあまり見なくなりましたね。

異国の部族の彫刻柱を日本の小学校や公園でやたらと見かけるって
あれは今思えば何だったのか?昭和の謎の一つです。


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