ザ・メンタリスト シーズン6 第18話より:
on the spur of the moment
とっさに、物のはずみで、出来心で
紳士クラブでの捜査が長引き、
パイクとのディナーデートをドタキャンしてしまったリズボン。
そこで日を改めて二人はロマンティックなレストランで甘いひとときを過ごす。
I’m sorry we had to put this off.
延期させちゃってごめんなさい。(リズボン)
Oh, it’s okay. I took another girl out to dinner last night instead.
いいんだ。 昨日は別の子を誘ったから。(パイク)
Really? You trying to make me jealous?
本当? 私を妬かせたい?(リズボン)
What’s her name?
何ていう子?(リズボン)
G,Gladys… E,Eg…
グ、グラディス・・・エ、エ・・。(パイク)
Gladys…? Hmm? Yeah?
グラディス・・・? ふうん?(リズボン)
…That’s the best I could do on the spur of the moment.
・・・今のが精一杯のでっちあげ。(パイク)
You are a terrible liar. I like that in a man.
ウソが下手ね。 そこが好き。(リズボン)
Oh. Well, I’m glad. I’m a lousy liar.
なら良かった。ウソが下手くそで。(パイク)
put~off「~を延期する、遅らせる、待たせる」。
instead「代わりに」。
そして on the spur of the moment は「とっさに、物のはずみで、出来心で」。
spur は「乗馬ブーツについた滑車(馬の腹を蹴る道具)、刺激、激励」を意味しますので
on the spur of the moment は「瞬間の(蹴られたような)刺激」といった感じで
「とっさの衝動、ふとした出来心」を表します。
リズボンにデートをキャンセルされた可愛い仕返しとして、
彼女を慣れない嘘で妬かせたくなった、そういう衝動に駆られた、と言ってます。
普段のリズボンは嘘とでっちあげの達人と一緒ですので(笑)
パイクのような人はホッとするでしょうね~。
lousy liar「嘘が下手な人、酷い嘘つき」。
lousy は「不潔な、卑劣な、お粗末な」、
ということで lousy liar は「お粗末な嘘つき(嘘が下手)」、
または「卑劣な嘘つき(酷い嘘つき)」となるんですね。
文脈からパイクの嘘は卑劣というよりヘタくそ、となります。
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