ママと恋に落ちるまで シーズン9 第22話より:

against all odds
あらゆる困難に立ち向かう、不利な条件をものともせずに


ロビンとバーニーの結婚式の日がやってきた。

ところがあと30分ほどで挙式という時に、ロビンがパニックに陥る。

どうしても祖母のロケットが見つからない事が心に引っかかり
これはきっと不吉なサインだから、結婚を取りやめたいと言う。

実はそのロケットは、テッドがロビンへのギフトとして持っているのだが
その事を言い出せなくなってしまう。

Last year, when you helped Victoria escape this church,
去年、ヴィクトリアの逃亡を手助けした時、(ロビン)

how hard was it to climb down that drainpipe?
ここから降りるのって大変だった?(ロビン)

Extremely hard.
ものすごく。(テッド)

(中略)

No, no. Sorry.
いやいや駄目だよ。 悪いけど。(テッド)

I refuse to be a part of a third runaway bride situation.
3回も花嫁の逃亡に関わりたくない。テッド)

(中略)

I know that’s unfair of me to expect that,
無茶な願いだと分かってるけど、(ロビン)

but you know, I want to be with a guy who comes through for me, you know?
でも結婚するなら、私のために頑張ってくれる人がいい。(ロビン)

The guy who, somehow, against all odds, finds my locket.
絶望的な状況でも、どうにかロケットを見つけてくれるような人。(ロビン)

…Okay, just, um just calm down, stay put.
・・・まずはちょっと落ち着こう、そこにいて。(テッド)


refuse「断る、拒絶する、拒否する」。

I refuse to be a part of a third runaway bride situation
(3回目の花嫁逃亡劇に関わるのは拒否する)。

ステラ、ヴィクトリアでもう懲り懲りなのに、
ロビンまでというのは、そりゃあさすがに嫌ですよね。

unfair「不公平な、ずるい、不当な」。

I know that’s unfair of me to expect that
(それを[バーニーに]期待するのは不当だと分かっている)
=「無茶な願いだと分かってる」。

come through for someone「(その人の)要求・望みに応える、支える」。

I want to be with a guy who comes through for me
(私の望みに応えてくれる人と一緒になりたい)
=「結婚するなら、私のために頑張ってくれる人がいい」。

そして against all odds は「あらゆる困難に立ち向かう、不利な条件をものともせずに」。

odds「可能性、見込み、賭け率、勝算」に against「逆らって、反抗して」、
つまり多くの人が挑戦者の負けに賭けるような状況、かなり不利な状況であっても
それに逆らって挑戦する、戦いを挑む
=「あらゆる困難に立ち向かう、不利な条件をものともせずに」。

どんな反対や困難があっても私の元に来て、といったロマンティックなイメージがするのは
映画「カリブの熱い夜(原題:Against all odds)」
同作品の主題歌(フィル・コリンズ)が大ヒットしたせいかもしれません。

「カリブの熱い夜」はスターアスリートが
ギャングの情婦と恋に落ちてしまうという話ですから
これは下手したら殺される命がけの恋、まさに Against all odds であります。

ロビンもこんな事を言うんですから、やっぱり against all odds にはどこか
男が女のために命を張る、必死になる、みたいなイメージがあるんだろうと思います。

またフィル・コリンズの曲(Take a Look At Me Now)が
ベッタベタでたまらない王道ラブソングで
ある時期、この曲を目覚ましにセットしてました(今思えば朝から重すぎ・笑)。


stay put「そこにいて、そこから動かないで」。

それって俺じゃん・・・とテッドが思ったかどうか、
直前になってまた心が揺さぶられる展開ですね。


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