ママと恋に落ちるまで シーズン2 第18話より:

sit tight
じっとしてて、動かないで


ロビンとの仲が順調なテッドは、ついに彼女との同棲を決意。

長年マーシャルと暮らしていたアパートを出て、ロビンの部屋に移ることになった。

すでに半同棲のように暮らしていたマーシャルとリリーは
二人きりで水入らずの生活になると喜ぶが、
冷蔵庫内の食材やキッチン用具、タオルなどが無いことに愕然とし
テッドが生活必需品の大半を世話してくれていた事に気づく。

…Guess Ted’s the one who did the shopping.
・・・食材の買い出しはテッドがやってたのね。(リリー)

Ooh, look, a microwave pizza!
あっ、冷凍ピザがあった!(リリー)

…Guess the microwave was Ted’s, too.
・・・電子レンジもテッドのだったか。(リリー)

(中略)

I did it, baby! I got beer! I got food!
やったぞベイビー! ビールも食べ物も買ってきた。(マーシャル)

We don’t need Ted anymore.
もうテッドがいなくても大丈夫。(マーシャル)

I am the provider of this apartment now, and I have provided!
今日から俺がこの家の大黒柱だ、ちゃんとやれたぞ!(マーシャル)

(中略)

Could you toss me the toilet paper?
トイレットペーパーをくれる?(リリー)

…Be right back, baby. Sit tight.
・・・すぐ戻るから、そこにいて。(マーシャル)


microwave (oven)「電子レンジ」。

provider「供給者、調達者、一家の稼ぎ手、大黒柱」。

toss「ポイと投げる、軽く放る」。

Could you toss me the toilet paper?(トイレットペーパーを投げてくれる?)、
と言うことは今、リリーはトイレを使用中。

ペーパーを買い忘れたマーシャルは、慌てて買いに行く模様。

そこで sit tight、直訳すると「しっかり座っていて」、
そこから「じっとしてて、動かないで」となります。

海外で共同生活をしている知人曰く、冷蔵庫内の食材、
これは結構勝手に食べられる事もあるようで、
それを防止するために名前を書いておいても、食べる人は食べると(笑)。

彼らからすれば、その代わり自分のを食べられてもまあいいか、
という感じなんでしょうが、感覚の違いをあらためて認識させられます。

私はオーストラリアでの経験しかないですが、ホームステイ先では
お腹が減ったら冷蔵庫から好きな物食べてね、と言ってくれました。

でもこれがなかなか難しい。

よそのお家の物を勝手に見てはいけません、と躾けられていたのもあり
いいよと言われても、結局勝手に飲み食いは出来ませんでした。

ひるがえってイギリスでは、個人のお宅に間借りしていたこともあり
勝手に食べてとは一言も言われず、冷蔵庫内のスペースの一部を貸してくれて
そこに自分の食材を入れてね、と言われました。

こちらの方がはるかに気が楽で、むしろホッとした覚えがあります。

マーシャルとリリーも会話の様子から察するに、
テッドが買って来た食材や消費財を使って暮らしていたようですが
余りにフランク・オオザッパ、たまには気にしろよ(笑)と思ってしまいます。


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