ザ・メンタリスト シーズン7 第4話より:

the way of the world
世の習い、世の常


盗まれた宝石を扱う宝石商に捜査を行ったジェーン一行。

盗品だったダイヤは正規ルートから仕入れたものだと言い張る店主、
しかも取引のレシートは残っていないという。

するとジェーンはその場で彼と販売員の不倫を暴き
離婚に備えた財産隠しの目的でレシートを隠しているなら、無駄な事だと釘を刺す。

Isn’t it amazing how easy it is to spot an illicit couple?
不倫カップルに気づくのは簡単だ。(ジェーン)

(中略)

Look at you, with your petite manicure and your pocket square, your spray tan.
手入れした爪にポケットチーフ、日焼け。(ジェーン)

Everything screams mid-life crisis and pending divorce.
離婚したくて関心が外に向いている。(ジェーン)

(中略)

I’m not getting a divorce.
離婚など考えていない。(宝石商)

That’s ridiculous. I love my wife.
バカげてる。 私は妻を愛してる。(宝石商)

Huh?
何ですって?(店員)

She speaks.
ほらね。(ジェーン)

(中略)

Word of advice.
一言君に忠告を。(ジェーン)

He cheated on her, he’s probably gonna cheat on you.
彼は妻を裏切った、多分君の事も裏切るだろう。(ジェーン)

And I know that probably seems very difficult to believe right now,
今はそう思えないかもね、(ジェーン)

but it’s the way of the world, kid.
でもそれが世の常なんだよ。(ジェーン)


illicit「不法の、不正な、無許可の」、
illicit couple「不倫のカップル」。

mid-life crisis「中年の危機」。

Everything screams mid-life crisis and pending divorce
(全てが中年の危機と、来たるべき離婚を叫んでいる)。

大体30代後半から40代半ばに訪れると言われている中年の危機。

若さが徐々に失われていく実感の中で、自分の人生このままでいいんだろうか、と
ふと考え込んでしまうような状況。

ここで色に走ると不倫、ってことになるんでしょうね。

I know that probably seems very difficult to believe right now
(今はそれ[ジェーンの忠告]が正しいと思うのは難しいだろう)。

先の相手と離婚をして、浮気相手と再婚するような人はそれをまた繰り返すよ、
とジェーンは言っています。

そして the way of the world は直訳すると「それがこの世の道筋」
そこから「世の習い、世の常」。

若い女の子がおじさんの甘い言葉に惑わされて、大事な時間を浪費しないように、
と思ってかどうか分かりませんが、うんうんと思わず頷いてしまうシーンでした。


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