ザ・メンタリスト シーズン7 第12話より:
keep the ball in the air
(今している事を)質を落とさずそのままに保つ
カップルの射殺から始まり、自称霊能者・ガブリエルの殺害にまで発展した事件は
なかなか解決の糸口が見つからない。
支局から派遣されてきたトーク捜査官は、ガブリエルに代わる霊能者として、
ジェーンに犯人を挑発させおびき出す作戦を唱えるが
彼のつらい過去を知るチームの仲間は皆それに反対する。
だが町の人々が連続殺人犯の恐怖に怯え続ける中、
疑心暗鬼から町民同士の発砲事件が発生。
これ以上の猶予は許されないと判断したアボットは
ジェーンにトーク捜査官の作戦の決行を打診する。
The city is in a full-on panic and we have no solid leads.
町はパニックの極限状態なのに、確実な手がかりがない。(アボット)
Okay, well, do we try Tork’s idea?
そうだね、じゃあ、トークの案を試すかい?(ジェーン)
What? No.
えっ!駄目よ。(リズボン)
(中略)
Do you want him to do to Jane what he did to Gabriel?
ジェーンが危険な目に遭うかも。(リズボン)
You know we won’t let that happen.
我々が食い止める。(アボット)
You can’t promise that.
保証できません。(リズボン)
You know what, I appreciate your spirited defense, but it’s not necessary.
いいんだ、君の熱意は有難いけど、その必要はない。(ジェーン)
I’ll do it.
やるよ。(ジェーン)
(中略)
Have you done this before?
トークショーの経験は?(アナウンサー)
Yup.
あるよ。(ジェーン)
I’ll throw you a couple easy questions, we’ll have some fun.
私が簡単な質問をするので、楽しく話してくれればいい。(アナウンサー)
Just keep the ball in the air.
あとはただそれを続けてくれ。(アナウンサー)
Sure.
分かった。(ジェーン)
full-on「徹底した、極限までの、全くの」。
solid「固体の、密でかたい、中身のある、しっかりした」。
we have no solid leads(我々にはしっかりした手がかりがない)。
Do you want him to do to Jane what he did to Gabriel?
(彼[犯人]がガブリエルにしたのと同じ事をジェーンにもして欲しいのか?)
=「ジェーンが危険な目に遭うかも」。
spirited defense「勇敢な守り、熱意ある弁護・擁護」。
そして keep the ball in the air は直訳すると「ボールを宙に保って」
そこから「(今している事を)質を落とさずそのままに保つ」。
発想としてはジャグリングやお手玉のように、そのまま手玉を浮かせ続ける
落とさないように保つ、という事から来ているようで
keep the ball rolling とか keep the ball up という事もあるようです。
またこれと似た表現で keep several balls in the air(複数のボールを宙に保って)
=「複数の仕事を同時に行う」というのもあります。
ここではアナウンサーの質問に楽しく答える、
テンションを下げずにそれを続けてくれ、みたいな意味で使われています。
これはジェーンにとっては、レッドジョンの時と同じ事をまたするわけで
全く空気を読まない(というかジェーンの事情を忘れていた)トーク捜査官に
チームのみんなはドン引きでした。
結局これがまたジェーンに危機を招いてしまいます・・・。
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