先日から「Why The Godfather Part III has been unfairly demonised -「ゴッドファーザー パート3が不当に悪者扱いされた理由」を読んでいます。
・「ゴッドファーザー パート3が不当に悪者扱いされた理由」(1)
・「ゴッドファーザー パート3が不当に悪者扱いされた理由」(2)
・「ゴッドファーザー パート3が不当に悪者扱いされた理由」(3)
Why the film is misunderstood
この映画が誤解された理由Then and now, the series has largely been misunderstood.
当時も今も、このシリーズは大部分が誤解されてきた。
Crime movies like Coppola’s and Martin Scorsese’s are so seductive that audiences have embraced them for apparently glamorising the love of raw power and the concept of honour among thieves.
コッポラやマーティン・スコセッシのような犯罪映画はとても魅惑的なため、観客はどうもそこで描かれるむき出しの力と犯罪者なりの美学に魅了されるようだ。
the concept of honour among thieves(盗人たちの間の名誉という概念)=「犯罪者なりの美学」。
Beneath the Mafia-friendly surface, though, they are built on ethical themes their more hot-headed characters don’t grasp.
だがマフィアをカッコよく描く画面の下は、多くの短気な登場人物たちが気づかない倫理的なテーマが下敷きになっている。
hot-headed「性急な、せっかちな、短気な、怒りっぽい」。
The Godfather Coda tells us that crime really doesn’t pay when you’re ready to search your soul.
「ゴッドファーザー コーダ」は、いずれ自分を振り返る時、犯罪とは本当に割に合わないものであると私たちに伝える。
when you’re ready to search your soul(自己内省の覚悟が出来た時)=「いずれ自分を振り返る時」。
The young Michael struggles with the idea of killing and crime in the first Godfather.
若きマイケルは、パート1で殺人と罪を犯すことについて悩み苦しむ。
with the idea of~「~のため、~(という考え)を念頭において」。
The consequences of his decision are central to Part III, which takes place in 1979, 20 years after the events of Godfather II.
その彼の決断の結果は、パート2の出来事から20年後の1979年を舞台にしたパート3の核になっている。
Michael, a billionaire living in New York, has made his businesses legitimate and is left to grapple with his guilt for so many crimes, especially ordering the murder of his brother Fredo, who betrayed him.
ニューヨークに住む億万長者のマイケルはビジネスを合法化させ、多くの犯罪、特に自分を裏切った次兄フレドの殺害を命じた罪悪感と格闘するのだ。
grapple with~「(問題や課題に)ぶつかる・取り組む、挌闘する、対処する」。
フレドの事は本当にもう・・・。
パート2で幼いフレドが何か病気にかかるシーンがあり、もしかするとそれも原因で(?)あまり頭が切れない人物に成長してしまったのか・・・父ヴィトーもフレドの将来については言葉を濁すシーンがあるんですよね。
頭は切れないが、フレドにも兄としてのプライドは有り、自分を飛び越してマイケルが一族の長に指名されたことが気に入らない。
そんなフレドが生きていると自分の破滅の種になると、彼の裏切りを知った時、マイケルは判断したのだろうと思います。
パート2でマイケルは
Fredo has a good heart, but he is weak…and stupid,
フレドは良い人間だが、弱い・・・そして愚かだ、
and stupid people are the most dangerous of all.
愚かな人間は一番危険だ。
とフレドについて語ります。
そして手を下した後は、一人でずっと苦しみます。
まあもう本当に名シーンと名セリフしかないんですよね、この3作品は。
四方山話が長くてすみません(汗)。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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