昨日から「The Godfather: Have we misunderstood America’s greatest film? -「ゴッドファーザー:この偉大な映画は誤解されている?」を読んでいます。


・「ゴッドファーザー:この偉大な映画は誤解されている?」(1)

Still, the fact that The Godfather should be so easily associated with a strip club raises the contentious issue of its female characters.
だが「ゴッドファーザー」がストリップ・クラブと簡単に結びつけられるということは、その女性キャラクターについては議論を呼ぶものでもある。


contentious「(問題などが)議論・異論を起こす、論争・争い好きな」。

The running time is three hours, and yet, to quote the Chicago Sun-Times’ critic, Roger Ebert:
上映時間は3時間だが、シカゴ・サンタイムズの批評家、ロジャー・エバートの言葉を借りればこうだ、

“There is little room for women in The Godfather.”
「ゴッドファーザーには女性の出番はほとんど無い。」

Some critics have gone further.
さらに踏み込んだ批評もある。

Molly Haskell wrote in the New York Times in 1997 that “Coppola’s film demeans and demotes women outrageously”.
モリー・ハスケルは1997年のニューヨーク・タイムズ紙に「コッポラの映画は、女性をとんでもなく辱め、貶めている」と書いている。


demean「品位を落とす、品位を落としてする、~にふるまう、身を処する」。

demote「(人の級位を)~に落とす、~に降職する」。

They have a point.
それは一理ある。

There are no women in The Godfather as ferocious as Michelle Pfeiffer’s Elvira Hancock in Scarface (1983), or Kathleen Turner and Anjelica Huston’s characters in Prizzi’s Honor (1985).
「ゴッドファーザー「には、「スカーフェイス」(1983年)のミシェル・ファイファー演じるエルヴィラ・ハンコックや「男と女の名誉」(1985年)のキャスリーン・ターナーやアンジェリカ・ヒューストン演じるキャラクターほどの猛女は出てこない。


ferocious「獰猛・凶暴・残忍な、ひどい、すごい」。

While Vito, Michael and his brothers get to make deals and plan murders, pour drinks and eat Chinese takeaways, the women in their lives are left to hold the baby.
ヴィトー、マイケル、そして彼の兄弟たちが取引や殺人計画を立て、酒を注ぎ、中華料理のテイクアウトを食べる一方で、女性は赤ん坊を抱かされている。

The film is, among other things, a movie about hanging with your bros.
この映画はとりわけ仲間とつるむ映画なのだ。

Or, as David Thomson put it in Esquire magazine in 2021:
あるいは、2021年のEsquire誌でデイヴィッド・トムソンはこう述べている、

“It is a movie about happiness and feeling good.
「これは幸福と気分の良さについての映画。

And guys get it.
そして、男は得をする。

Always have.”
いつでも。」

Providing “the most exultant glimpse of male nature in American film”, The Godfather, Thomson writes, revolves around “work, order, and the making of decisions”.
「アメリカ映画における男性の本質を最も輝かしく垣間見せた」ゴッドファーザーは「仕事、秩序、決断」を軸に展開するとトムソンは書いている。


exultant「大喜びの、大得意の、勝ち誇った」。

glimpse「一見、ひと目、ちらりと見えること、~のおぼろげな感知、それとなく感づくこと」。

revolve around「~の周りを回転する、(~の周囲を)ぐるぐる回る、(討論・議論など)~を中心題目とする」。


あ、そっち系の話ですか・・・時代的なものもあるかと思うんですけどね。

さらに彼らはやくざな世界の方々なので、そもそもジェンダーとか気にするのかな?っていう。

風俗店営業も彼らの収入源であることは描かれていますし。

ただしマイケルの妻・ケイは現代的価値観を重視する女性として描かれているので、そこは今見ても、あまり文句は出ないんじゃないかと(いや、出るのかな?汗)。

色褪せない作品ですから、こうした議論の的になるのも人気の証拠かもしれませんね。


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