昨日から「A pizza topping that divides the world -「世界を二分するピザ・トッピング」を読んでいます。
・「世界を二分するピザ・トッピング」(1)
“I guess you might call it a fusion food, before the term became popular.
「フュージョン料理という言葉が普及する前のそれと言えるかもしれません。
And, of course, sweet is the most-liked taste, so it is an easy win in that sense,”
そしてもちろん甘味は最も好まれる味なので、その意味でも大いに勝機ありです」
says Charles Spence, an experimental psychologist who studies how our different senses affect our experience of food at the University of Oxford.
と語るのは、オックスフォード大学で、人間の様々な感覚が食体験にどう影響するかを研究している実験心理学者、チャールズ・スペンス氏
Panopoulos’ pairing of processed ham and pineapple coincided with the release of the Tropical Recipe Book by Australian food processing company Golden Circle.
パノプロス氏が加工ハムとパイナップルを組み合わせたのは、オーストラリアの食品加工会社ゴールデンサークルが発売した「トロピカル・レシピ・ブック」の発売と時を同じくしてのことだった。
They were – surprise, surprise – a major producer of canned pineapple, and the book’s cover shows pineapple rings gracing a cooked ham.
彼らは、非常に驚くことに、パイナップル缶詰の一大メーカーであり、本の表紙には、焼いたハムを飾るパイナップルの輪切りが描かれていた。
A decade before, a TV cook introduced post-war Germany to a treat called Toast Hawaii, consisting of a pineapple ring, cooked ham and sliced cheese, all cooked under the grill.
その10年前にはテレビ料理番組が戦後のドイツに「トースト・ハワイ」という、パイナップルの輪切り、焼いたハム、スライスチーズを鉄板で焼いた軽食を紹介していた。
This may have in fact been a German reworking of the Grilled Spamwich, a spam-and-pineapple recipe which had come over with US soldiers stationed in West Germany after World War Two.
これは第二次世界大戦後、西ドイツに駐留していた米軍兵士が持ち込んだスパムとパイナップルのレシピ「グリル・スパムウィッチ」を、ドイツ人がアレンジしたものだろう。
All combined the characteristic sweetness of pineapple with the salty, umami foil of processed pork.
いずれもパイナップルの特徴的な甘さと、豚肉加工品の塩味と旨味が調和したものだ。
なるほど~、ピザの前にもパイナップルとハムの組み合わせは存在していたんですね。
文中の「トースト・ハワイ」は、もう内容的にほぼピザと同じ。
そもそも甘味と塩味、旨味の組み合わせは、人々を惹きつけるものなんでしょう。
そういえば日本の照り焼きも塩味を醤油に変えた、その組み合わせですよね。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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