昨日から「The Arctic Circle: A new frontier for sustainable wine -「北極圏:サステイナブルワインの新たなフロンティア」を読んでいます。

北極圏:サステイナブルワインの新たなフロンティア


・「北極圏:サステイナブルワインの新たなフロンティア」(1)

They took a leap of faith, and today, Serner and Guerra are the co-founders of Långmyre Vineri – a 10-acre vineyard on Gotland, with a collection of 26,000 vines.
思い切ってそこに賭けたセーナーとゲラは今やゴットランド島に10エーカーの畑を持ち、26,000本のブドウの木を集めた「ローングマイル・ヴィネリ」の共同設立者となったのだ。


take the(a) leap「(成否は分からないが)飛び込んでみる、身を投じてみる」

They are part of a small yet growing cohort of Swedish winemakers whose collective land area spans between 370 to 500 acres.
彼らはスウェーデンのワインメーカーの中で小規模ながら成長を続けている集団の一員であり、その総面積は370~500エーカーに及ぶ。

“It was really just a fantasy,” admitted Serner.
「本当にただの空想だったんです」とサーナー。

“But things kind of escalated quite quickly.”
「ところが事態はあっという間にエスカレートしていきました。」

As the world gets hotter, cool climate viticulture is becoming increasingly attractive.
世界が暑くなる中で、冷涼な気候でのブドウ栽培はますます魅力を増している。


viticulture「ブドウ栽培」。

Since the late 1800s, the average global temperature has risen about 1C, which might seem incremental but has significant repercussions for the wine industry.
1800年代後半から、世界の平均気温は約1℃上昇しており、これは些細な増加に思えるかもしれないが、ワイン産業には大きな影響をもたらす。


incremental「(変化などが)徐々に起こる・増加する」。

repercussion「反発、反響、反動、波紋」。

“A 2C global increase in temperature could remove 55% of wine growing regions worldwide and 4C could remove over 70% of these regions from production,”
「2℃の世界気温上昇は、世界のワイン生産地域の55%を、4℃では70%以上を生産不能にする可能性があります」

said Debbie Inglis, the director of the Cool Climate Oenology and Viticulture Institute in Canada, citing a 2020 study.
と2020年の研究を引用して述べるのは、カナダの冷涼気候ワイン醸造学・ブドウ栽培研究所のデビー・イングリス氏。

Once seen as experimental and at the fringe of what’s possible, a commercial wine industry in regions just below the Arctic circle is taking advantage of the warmer summers.
かつては実験的でメリットが不明とされていた北極圏のすぐ下で行われるワイン産業は、夏の気温上昇で有利さを増している。

In the last decade, southern Sweden, Denmark, Nova Scotia in Canada and even parts of Norway have become emerging wine destinations,
この10年間で、スウェーデン南部、デンマーク、カナダのノバスコシア州、そしてノルウェーの一部が、新興のワイン産地となり

a development spurred by hotter summers and the introduction of disease-resistant hybrid grape varieties that can resist the frigid winters.
夏の暑さと、極寒の冬に耐えられる病気に強いハイブリッドなブドウ品種の導入が、この開発に拍車をかけている。



いや~、北極圏がワイン産地になっているとは知りませんでした。

これでいくとワインだけでなく、様々な農産物も産地が徐々に変わっていく可能性がありますよね。

ミカンやリンゴ、レタスやキャベツ、米、小麦・・・そうしたものがどんどん北側に産地を移していったら、数十年後の各地の特産品は、今とは全く異なっているかも。

その変化に世界が適応できると信じたいものです。


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