BBCを英語で読む「遊園地のスキャンダラスな起源」（13）

先日から「The scandalous roots of the amusement park -「遊園地のスキャンダラスな起源」を読んでいます。

Never one to rest on his laurels, Disney continued to revolutionise his park, and with it the entire theme-park industry.
ディズニーはその成功に甘んじることなく自身のパークと、そしてテーマパーク業界に革命を起こし続けた。

rest on one’s laurels「過去の成功に甘んじる、現在の栄光に満足する」。

While on holiday in Switzerland, he saw the Matterhorn and figured it could be the basis of a stunning roller-coaster ride.
休暇で訪れたスイスでマッターホルンを見た彼は、これは凄いジェットコースターの基礎になると思いつく。

“He sent a postcard back to the studio with the simple Napoleonic injunction ‘Build this’, and they knew he wasn’t kidding,” says Snow.
「彼は『これを作れ』とナポレオン的命令をしたためた葉書をスタジオに送り、スタジオ側も彼は本気だと悟りました」とスノー氏。

The monumental structure, built on a one-hundredth scale at a cost of $1.5 million – around $14 million today
この記念碑的建造物は、100分の1のスケールで150万ドル（現在の1400万ドル・約16億円）をかけて作られ

- would contain groundbreaking roller coasters with bobsled style carriages running on polyurethane wheels and steel tube rails, which allowed for tighter turns and greater speeds than had ever been experienced before.
ポリウレタンの車輪と鋼管レールで走るボブスレー型客車は、それまでに無かった鋭いターンとスピードを実現した画期的なジェットコースターになった。

The sheer cost may have prevented immediate copycats but within a decade every country with an amusement park had a version of the ride.
その莫大なコストによって安易な模倣は防げたかもしれないが、10年も経たずして世界中の遊園地でこの乗り物は真似された。

To this day, dramatic roller coasters are the defining feature of parks around the world.
今日でも、ドラマチックなジェットコースターは世界中のパークの名物になっている。

これはビッグサンダーマウンテンの誕生秘話でしょうか。

お城と共にディズニーのシンボル的アトラクションですよね。

車輪はポリウレタン？

衣類に使われるイメージしか無かったのでちょっと意外でしたが、調べてみたら、台車の車輪、ゴムっぽい質感のあの車輪がポリウレタン車輪とのこと。

滑りづらく、ゴムよりも重さに耐える素材なのだそうです。

ひためいたアイディアを実現する情熱と力を持っていたディズニー氏。

どこかスティーブ・ジョブズ氏と印象が重なります。

アミューズメントとITで、世の中に革命をもたらしたお二人ですね。

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