とある英語ニュースサイトに、日本の英語の先生の質問に
ネイティブスピーカーが答えている記事を見つけました。
この日本人の先生の質問とは
「英単語のスペルを学校で生徒たちに教える際、
単語のスペルを繰り返し書いて覚えるという方法を取っているが
もっと効率的に英語のスペルを学習する方法はないか?」
というもので、この先生は
「フォニックスに基づいたスペルの覚え方・ルールがあるのでは?」
という疑問を抱いたそうです。
そしてこの先生の疑問はその通りらしく、
英語圏では通常小学生でフォニックスと共に学ぶ、基本的なスペリングのルールがあり
それを頭に入れておくと、英単語のスペルが覚えやすいのだそうです。
と、いうわけで以下がその基本的なスペリング(と発音)のルールです。
ぜひ参考にしてみてください。
1. 短母音のルール
1音節の単語の真ん中に母音がある場合、通常その母音は短く発音される。
(音節とは、母音を核にした音のかたまりのことで、下の例はいずれも1音節の単語になります)
例:cat, dog, man, hat, mom, dad, got
またこの時、母音の後のアルファベットが f, l, s の場合、しばしば同じ文字が重なる。
例: staff, ball, pass
2. 母音が2つ続くとき
2つの母音が隣同士で続く場合、通常その部分は一番目の母音の音で発音され、
二番目の母音は発音されない。
例: meat, seat, plain, rain, goat, road, lie, pie
3. 母音 – 子音 – E(母音)のとき
短い単語、もしくは長い単語の最後の音節がこのパターンで終わる場合、
一番目の母音は長く発音されるが、二番目のEは発音されない。
例: place, cake, mice, vote, mute
4. Y が 長めの I と発音されるとき
短い単語、かつ I 以外の母音が含まれない単語の最後に Y がある場合、
その発音は長めの I になる。
例: cry, try, my, fly, by, hi
4. Y が 長めの E と発音されるとき
単語に特別なアクセントがなく最後が Y もしくは EY で終わる場合
Y は長めの E と発音される。
例: money, honey, many, key, funny
6. E の前の I
発音が長い E の時は、E の前に I を書くこと。(ただし E の前に C が来る場合は除く)
例:relieve, relief, reprieve(スペルは ie )
E の前に C が来る場合の例:receipt, receive, ceiling, deceive, conceive
(スペルは ie ではなく ei となっている点に注目)
7. I の前の E
発音が長い A の場合、I の前に E を書くこと。
例: weight, freight, reign
8. Oi もしくは Oy
単語の中に含まれている時は oi 、単語の最後の時は oy を使うこと。
例: boil, soil, toil, boy, toy
9. Ou もしくは Ow
単語の中に含まれている時は ou 、単語の最後の時は ow を使うこと。
(ただし単語の最後が N もしくは D で終わる場合を除く)
例: mouse, house, found, mount, borrow, row, throw, crow
10. 子音の連続
2音節の単語、かつ短い子音の後に b, d, g, m, n, p が来る場合、同じ子音が連続する。
(音節とは、母音を核にした音のかたまりのことで、下の例はいずれも2音節の単語になります)
例: rabbit, manner, dagger, banner, drummer
11. ch の音
単語の最初であれば ch 、単語の最後であれば tch と書く。
また ch の音の後に ure もしくは ion が続くときは t と書く。
例: choose, champ, watch, catch, picture, rapture
(このスペリング・ルールの元ページはこちら – Basic Spelling Rules)
まあこれらのルールを文章で暗記するというより
例を見ているうちに、スペルの法則が何となく見えてくる・・・という感じがします。
聞いた音を文字にする、という意味では日本語より規則性がありそうなので
パターンを覚えてしまえば、スペルミスも減るかもしれませんね。
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