ザ・メンタリスト シーズン2 第2話より:
knock some heads together
仲直りをさせる、争いを仲裁する
メリンダとエリオットの政治家夫妻に
亡くなったアシスタントの事を聞きに行ったリズボンとジェーンは
その帰り道、CBIの上司からメリンダの父であり、有力政治家であった人物を紹介される。
彼はCBIにも顔がきき、今回の娘に関わる事件も自分の力を使い、
捜査協力が出来るとリズボンとジェーンに手を差し伸べようとするのだった。
I know how difficult it is to get straight answers from the people in that building there.
あそこにいる面々は、君たちの質問にまともに答えてくれんだろう。(メリンダの父)
If you have any problems, you just let me know.
もし問題が生じたら、私に知らせてくれ。(メリンダの父)
I can still knock heads.
奴らにガツンと言ってやるくらいはまだ出来るからな。(メリンダの父)
Oh,we’ll be fine.
いえ、私たちは大丈夫です。(リズボン)
knock heads は knock some heads together の略語と思われます。
knock some heads together は「仲直りをさせる、争いを仲裁する」という意味で
ニュアンスとしては、いがみあっている同士を力づくで仲直りさせるとか、
実力のある人物がケンカやイザコザの仲裁に割って入る、という感じです。
ケンカしている面々の頭をゴンゴンとぶつけあう、ということなんでしょうか、
強引にまとめ上げるという雰囲気が出ている表現ですね(笑)。
ここでは、もし理屈をこねて捜査協力を渋る輩が居るなら、
年長者で顔で聞く自分が話をつけてやるという意味になります。
ただしリズボンの方は下手に政治家の力を借りることは、のちに足かせになると考えたのか
丁重に断っています。
ホワイトカラーでもそういう話がありましたが、優秀な捜査官にとって、
本当に足かせになるのは利害の相反する政治家なのかもしれませんね。