ザ・メンタリスト シーズン2 第2話より:
clean one’s clock
徹底的にやっつけられる、思い切りやり込められる
レッド・ジョン事件の新しい担当捜査官・ボスコへの協力を申し出るも
にべもなく断られてしまったジェーン。
しかしどうしても諦めきれないジェーンは
どうにかボスコの持っている情報を手に入れようと考えを巡らせている。
そんなジェーンの様子を察したリグズビーも、彼に同情を寄せる。
I heard Bosco cleaned your clock this morning.
今朝はボスコに随分ヘコまされたらしいな。(リグズビー)
Oh, that’s one interpretation.
まあ、それは解釈によるよ。(ジェーン)
I get it. It’s tough to have Red John taken away like that.
分かるよ。レッドジョン事件をいきなり取り上げられたんだ。(リグズビー)
Bet you’d give a lot to know what they’re saying in Bosco’s office.
そりゃあボスコが何を話しているか、気になるよな。(リグズビー)
clean one’s clock は「徹底的にやっつけられる、思い切りやり込められる」ということで
字幕では「ヘコまされる」という解釈になっています。
直訳すると「時計を綺麗にする」。
これがどうして「やっつける」なのか調べてみると幾つか由来があるようで
一つは時計をクリーニングするためには部品をバラバラにする=粉々に壊す、という説、
もう一つは時計の音を人間の鼓動の象徴と考えて、
修理や掃除のためにそれを止める=すなわちその人物の息の根を止める、という説でした。
どちらにしても、相手が再起不能になるほど痛めつける、というのが
clean one’s clock のイメージのようで
いかにもやり手、かつ愛想の無いボスコにやり込められたと聞いて
リグズビーもさすがにジェーンが心配になってしまったようですね。