ザ・メンタリスト シーズン3 第11話より:
turn one’s back on~
~に背を向ける、耳を貸さない、無視する
ボクシング会場で女性の射殺体が見つかる事件が起こる。
現場はリングの地下の通路で、女性はシャーロットという名のライターで
ボクサーたちのルポタージュを執筆中であった。
銃痕を調べた結果、2001年に起きた事件で使われた銃と同じと分かり
リグズビーは当時の犯人で今は刑期を終えているレイエスという男に話を聞きにいく。
彼は出所してから信仰に目覚め、以来地元の教会で布教活動を行っており
もはや犯罪とは遠い人物に生まれ変わっているようだった。
A woman was killed with my gun?
私の銃で女性が殺されたって?(レイエス)
Same one you used back in 2001.
あなたが2001年に使った銃でした。(リグズビー)
…So you just cannot escape the sins of the past.
・・・つまり過去の罪からは逃れられないという事か。(レイエス)
(中略)
What did you do with it?
その銃はどうしたんです?(リグズビー)
I gave it to a lady friend of mine at the time.
当時の彼女に渡しました。(レイエス)
(中略)
Address?
彼女の住所は?(リグズビー)
Don’t know. Like I said, I didn’t look for her when I got out.
知りません。さっきも言った通り、出所以来会っていません。(レイエス)
After finding my faith,
信仰に目覚めてから、(レイエス)
I realize I had to turn my back on all my evil ways,
悪の道には背を向けねばならないと気づきました、(レイエス)
and all the people that could possibly lead me back there.
私を過去に引き戻そうとする人たちからもね。(レイエス)
faith 「信念、信頼、信仰」。
そして turn one’s back on~ は「~に背を向ける、耳を貸さない、無視する」という意味で
様々な誘惑に背を向ける、未練を断ち切る、しりぞける、など
始めから興味が無いというより、魅力的な話かもしれないが、危険を感じるので避ける、
理性で己を律する、というイメージの表現です。
歌の歌詞にもよく出てくる表現で、大体
・昔の恋人から連絡があった
・今でも未練はなくはない
・しかしよりを戻せばまた傷つくだろう
だから turn my back on you という感じで、
一度いい思いを味わったことはあるけども、結末は良くなかった、
今度はもう同じ轍は踏みたくない・・・
turn one’s back on~ が使われる歌詞は、そういうパターンが多いように思います。