ゴシップガール シーズン1 第9話より:

come to blows
殴りあう、ケンカを始める


サンクスギビングのディナーの席で、
久々に顔を合わせたリリー、ルーファス、アリソン。

青春時代に三角関係を経験した3人は始めこそ初対面を装うが
次第にボロが出始め、ついにお互いの子供たちの前で、
過去のつながりを白状するはめとなる。

自分たちの親が恋愛関係にあったと知った子供たちは驚き
その場の空気に耐えられなくなったアリソンは、息子のダンと外の空気を吸いに出る。

そしてダンは、青春時代にリリーとぶつかり合った母の思い出話を聞くのだった。

So you actually threatened Lily Van Der Woodsen with physical violence?
それじゃ、ホントにリリーをぶっ飛ばすって脅したわけ?(ダン)

Mom, you are a badass!
ママってワルだったんだね!(ダン)

(中略)

No, we never actually came to blows.
いいえ、実際に殴りあったりはしなかった。(アリソン)

I focused on transforming my anger into art.
自分の怒りは芸術にぶつけようと努力した。(アリソン)

(中略)

She was your dad’s first great love,
リリーはパパの初めての大恋愛の相手で、(アリソン)

as she liked to remind me every chance she got.
事あるごとにそれを私に思い出させたから。(アリソン)

It’s kind of hard to compete with that.
その事実に立ち向かうのは楽じゃなかったわ。(アリソン)


threat 「脅し、脅迫」。

badass 「不良、かっこいい、イケてる」。

元は「不良、悪い奴、危ない奴」という意味ですが、
今は「かっこいい」という褒め言葉としても使われるようになっています。

アタシの男にちょっかい出したら承知しないよ!ってな感じで
ダンのママもなかなかやんちゃだったんですね(笑)。

そして come to blows は「殴りあう、ケンカを始める」という意味で
blow には「爆発、殴打」といった意味もあるので
come to blows は「殴打に至る」=「殴りあう」となります。

focused on「集中した」。

transform into~ 「~に変換する、~に変形させる」。

compete 「競争する、立ち向かう」。

夫の若い頃の大恋愛の相手がすぐ近所に住んでいる、っていうのは
まあ気分のよろしいものではないと思います。

実は私の父も若い頃の恋人の写真を今でも持っていて(多分母には内緒)
一度だけ、娘の私に見せてくれたことがありました。

もちろんどこに住んでいるかとか、その後の情報は何も無いみたいですが
ずーっと持っているらしいのが子供心に不思議でした。

男性の方がロマンティックというか、初恋の相手には何かしら、
特別な気持ちを持ち続けるのかもしれませんね。

・・・2016年最初の更新が come to blows「殴りあう、ケンカを始める」、
というのもどうかと思いますが(笑)、
特に意図してこのフレーズになったわけではないので
今年は激動の一年になるのかもしれません(?)。

まあ blow には「爆発する、風が吹く」という意味もありますので
コツコツ取り組んで来た事が“爆発的に”開花するとか、発展するとか
何か良い意味での blow が、皆さまに訪れることを願ってやみません。

今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。



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