ゴシップガール シーズン1 第8話より:

late bloomer
遅咲き、大器晩成型、奥手


娘・ジェニーが連れて戻って以来、
妻・アリソンとの直接対話を避けていたルーファスだが
ついにその時が訪れ、アリソンは男性と一度だけ過ちがあった事を認める。

その上で、かつて自分が家に不在がちだったルーファスを支えたように
今度はやっと夢を見つけた自分を支えて欲しいと訴えるのだった。

Rufus. I was there for you when you were all about your music,
ルーファス。私はあなたが音楽に夢中だった時もそばに居た、(アリソン)

when you were on the road for months at a time and everything that went with it.
ツアーで何か月も帰らない時だって、どんな時だって。(アリソン)

My whole adult life has been about you.
私にはあなたが全てだった。(アリソン)

And now I’m the one that’s screwed up.
今度は私が負担をかけているけれど。(アリソン)

I guess I was a late bloomer.
きっと私は遅咲きのタイプなんだと思う。(アリソン)


on the road 「巡業中で、地方を回って」、
ルーファスはバンドマンだったので「ツアーに出ていた」という解釈になります。

go with it「流れに付随して、(その時の)時勢に従う」。

アリソンのセリフ everything that went with it(それに付随した諸々の事)の、
“それ”とはルーファスのツアーの事を指すので、
ツアーによる不在に伴う全ての事を自分は受け持った、
つまり音楽に夢中だった頃のあなたを支えた、と言っています。

screw up「(物事を)しくじる、失敗する、台無しにする、壊す」、
now I’m the one that’s screwed up(今度は私が家族を壊す立場に居る)、
=「負担をかけている」という解釈です。

そして late bloomer は「遅咲き、大器晩成型、奥手」。

若い頃は家族の事で精一杯だったけど、
中年に差し掛かった今、ようやく画家という自分の夢が見つかった、
「遅咲き」だけれど・・・というわけです。

まあそれと浮気は別問題だと思いますが、アリソンの気持ちは分かります。

誰かの妻であったりお母さんであったりで、普段は家の事に没頭するんですが
ある時ふと、自分自身は本当は何をしたいんだろう、
どう生きたいんだろうと思ったりします。

家族はもちろん大事ですけども、人間ですからそんな事を思う時もあります。

そこでアリソンのように夢が見つかるのか、
その結果、家を飛び出すかどうかは人によりますが
彼女の心の動きには共感出来るなと思いました。



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