ゴシップガール シーズン1 第16話より:
put up a good fight
よく頑張る、善戦する、健闘する
ジェニーが夢中になっていたアッシャーのとんでもないスキャンダルが
ブレアによって暴露され、ジェニーの恋はあっけなく終わる。
アッシャーを足掛かりに上流階級への道をひらく夢を見ていたジェニーだったが
彼らのただれた内情を垣間見て、この世界は自分には合わないのだと悟る。
そしてジェニーの夢を壊し、結果的に目を覚まさせてくれたブレアの元に
自分のチャレンジは終わったと告げに行くのだった。
I’m done with you, with them, with all of it.
もうたくさん、あなたにも彼らにも、全てにうんざり。(ジェニー)
Just like that, you wave the white flag?
もう白旗をあげるわけ?(ブレア)
(中略)
I tried to warn you there’s a price to pay.
この世界に入るには代償がいると忠告したはずよ。(ブレア)
I always knew a girl like you couldn’t afford it.
あなたみたいな子には無理だと分かってたけど。(ブレア)
Well, you were right.
そうね、あなたの言う通りだった。(ジェニー)
Well, you put up a good fight for a freshman.
まあでも、新入生にしてはよく頑張ったじゃない。(ブレア)
just like that は直訳すると「ちょうどそんな風に」、
そこから「そんな簡単に、そんなに早くに」といった意味になり
本当にそんな風にやめてしまって良いの?
もう諦めてしまうの?という気持ちが込められた一言です。
wave the white flag 「白旗をあげる、降参する」。
a price to pay「払うべき代償、犠牲」。
贅沢できらびやかな生活を望むなら、それに付随する汚い部分も容認せねばならない、
そういう代償の上に居られる世界なんだとブレアは言っています。
そしてジェニーには couldn’t afford it(その代償は払えない)。
ここでいう a price to pay は、
上流の仲間との付き合いにともなう金銭的な負担と精神的な苦難、
その両方を表現していると思われますが
どちらにもジェニーには無理だろうと言っています。
そして put up a good fight は「よく頑張る、善戦する、健闘する」。
後ろ盾も財産もない、ごく普通の女の子にしては結構頑張ったじゃない、ということで
一応ジェニーの頑張りは認めているようですね。