ゴシップガール シーズン2 第3話より:
saved by the bell
(間一髪で)助かった、救われた
セリーナはブレアが自分とダンの復縁を喜んでくれない事に腹を立てている。
ブレアは二人が別れた事には原因があり、
その原因を解決しきれないまま復縁をすれば、同じ事を繰り返すとセリーナに忠告するが
再びの幸せに舞い上がっている彼女には、その言葉がうっとうしい。
だがダンにとって、ブレアの言葉は内心納得できるものであった。
I mean, obviously we have things to talk about and we’ll talk about them,
そりゃ確かに、私たちは話し合わなきゃならないし、いずれするけど、(セリーナ)
but it’s no big deal, right?
そんなに大した問題じゃない、でしょ?(セリーナ)
Oh god… you agree with her.
え、ちょっとまさか・・・あなたもブレアに賛成なの?(セリーナ)
No, no. I don’t.
いや違う。 違うよ。(ダン)
(中略)
Oh, it’s my mom. She’s calling from Shanghai. Can I take this?
あ、ママから電話。 上海からだわ。 出てもいい?(セリーナ)
Oh, yeah, go. …Saved by the bell.
ああどうぞ。 ・・・ホッ、助かった。(ダン)
obviously 「明らかに」。
そして saved by the bell は「(間一髪で)助かった、救われた」、
直訳すると「ベル(鐘)に救われた」、
これは元々は、劣勢に追い込まれたボクサーが倒れる寸前に鐘が鳴ったおかげで助かった、
倒れる前にインターバルが来て救われた、という状況から来た表現のようです。
このシーンではダンがセリーナからKOを食らう手間で、電話に救われました。
KOとは、ダンもブレアの考えに賛成だとセリーナにバレる事であり
そうなると厄介なモメ事に発展しそうでした。
しかし確かに復縁したカップルが上手く関係を続けていくには、
ブレアの言うように、別れの原因を解決しないといけませんよね。
今はそれをしないで何となく勢いで寄り添っている状態なわけで
セリーナも漠然とした不安を感じているからこそ、
ここまでムキになっているのかもしれません。