超字幕「超字幕/ホワイトカラー Season1 Episode 1」より:
hit it off
(初対面同士で)すぐに仲良くなる、うまが合う
犯罪者ニールを条件付きで出所させ、うらぶれた安ホテルに送った翌日、
ピーターが彼を迎えに行くと、奴は出て行ったと支配人からメモを渡される。
そこにあるニールの引っ越し先は、何と摩天楼のど真ん中の大邸宅。
ピーターがキツネにつままれた気分でニールの部屋に行くと
彼は古着屋で出会ったこの邸宅の女主人・ジューンと仲良くなり、
空いている一角を月700ドルで借りられる事になったというのだ。
You’ve got to be kidding me…
ウソだろ・・・。(ピーター)
(中略)
I went to the thrift store, like you suggested.
あの後、あんたに言われたように、古着屋に行ったんだ。(ニール)
And June was donating her late husband’s clothes.
そこでご主人の服を寄付しに来たジューンと会ってね。(ニール)
We hit it off. She had an extra guest room.
仲良くなって。空き部屋があるって言うから。(ニール)
You said if I found a nicer place for the same price, I should take it.
同額ならもっと良い場所を探してもいいって言ったろ。(ニール)
I did say that. All this for $700?
確かに言った。 ここが700ドルだって?(ピーター)
Yep.
そうだよ。(ニール)
you’ve got to be kidding me(冗談だろう、ウソだろう、信じられない)。
映画やドラマで非常によく出て来るセリフで、you must be kidding(ウソでしょ) とか
no kidding(冗談はやめろ)というのもよく出てきます。
thrift store(shop)「古着屋」。
イギリスには、Oxfam(オクスファム)という全国に展開している古着屋があって
よく掘り出し物探しに行っていました。
ジューンのようなお金持ちのマダムなどが寄付しに来た後なら
それこそ信じられないような値段(数ポンドから高くても数十ポンド)で
高級な洋服やバッグが手に入ることもあります。
そして hit it off は「(初対面同士で)すぐに仲良くなる、うまが合う」。
この語源には諸説あるようですが、
ゴルフで親睦を深めようとする行為から来たという話があります。
確かに一緒にゴルフをする(ボールを打つ)事はお互いの仲を深める一つの方法として
特にビジネスシーンでは今も受け継がれている風習だと思います。
はっきりこれだ、と言える共通した説は見つかりませんでしたが
もしゴルフでないとしても、野球なりクリケットなり、何かのスポーツで
一緒にボールを打ちあって仲良くなる、というのは納得出来るイメージだなと思います。
「ホワイトカラー」の舞台はマンハッタン、世界でも指折りの高額賃料の街です。
このドラマは人気を惜しまれつつ、第6シーズンで終了しているんですが
その理由の一つは、マンハッタンでのロケ費用が高くなりすぎたためと言われています。
そんな街でたったの700ドルで豪邸に住むというのは、普通では考えられない話であり
それを簡単にやってのけるニールという人物は、やはりタダ者ではなさそうだ・・・と
彼の類まれな才覚を視聴者とピーターに印象づけた一番最初のシーンだった思います。
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