ザ・メンタリスト シーズン5 第2話より:
hold one’s own
何とか持ちこたえている、屈しない、頑張り抜く
とある邸宅で、宝石商が殺される事件が起き、CBIが捜査に向かう。
ジェーンはチームの皆が忙しく調べている間、
被害者のキッチンにあった使いかけの茶葉で、勝手にお茶を淹れて飲むが
それからしばらくして、突然意識を失い倒れてしまう。
皆が騒然とする中、チョウがジェーンが飲んだ茶葉に、
ベラドンナが含まれていたことに気づく。
Belladonna’s highly toxic.
ベラドンナは猛毒だ。(チョウ)
(中略)
They say it gives you instant hallucinations.
幻覚症状を引き起こすと言われてる。(チョウ)
Well, if the victim was tripping, it would make him a lot easier to kill.
なるほど、もしそれで被害者の意識が飛んでたなら、殺すのも簡単になる。(リグズビー)
Is he gonna be okay?
彼は大丈夫なの?(リズボン)
He’s holding his own.
今は何とか持ちこたえてる。(鑑識)
That’s a good sign, but we need to get him to a hospital and pump his stomach.
それは良い兆候だけど、病院で胃洗浄をしないと。(鑑識)
hallucination「幻覚」。
hallucination(ハルシネイション)、この語感から一時期社会問題になった
ハルシオン(Halcion)という睡眠薬を思い出しました。
元々は不眠症に用いる薬なのに、それをお酒に混ぜて女性に飲ませ、
意識が飛んだところで乱暴するという事件が報じられ、
ハルシオンは多くの人の記憶に残る薬物となりました。
ただ製造元のファイザーによれば、ハルシオンの名は
ギリシャ神話の風波を静める伝説の鳥 Halcyon「カワセミ」から来たという話で
hallucination「幻覚」との関連性はないようです。
そして hold one’s own は「何とか持ちこたえている、屈しない、頑張り抜く」。
正にこのシーンのジェーンのように体調悪化や病、突然の不運などに対し
「何とか持ちこたえている、(これ以上悪化しないよう)頑張り抜く」という意味になります。
hold、には「持ちこたえる、無事に守る」という意味合いがあるのか
hold (down) the fort「持ちこたえる、留守番をする、(親、責任者等の)留守を守る」
というのもありました。
ジェーンもきっと子供の頃、よそのお家の物に勝手に手を出してはいけない、って
お母さんに言われたと思うんだけどね(汗)。
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