ザ・メンタリスト シーズン5 第20話より:

the game is afoot
(物事・試合が)進行中である、競技中である


ミッシーの夫・キップとその愛人ロージーのアリバイが立証され
CBIは事件解決の糸口を失ってしまう。

そんな中、ジェーンがヴァンペルトにハイヒールをプレゼントし
その場で履いて欲しいと言う。

ジェーン曰く、事件解決の鍵は「足」だと言うのだが・・・。

So we’re back to square one.
また振り出しに戻ったわけね。(リズボン)

Don’t be so sure.
それはどうかな。(ジェーン)

(中略・婦人靴の箱をヴァンペルトに差し出すジェーン)

Try them on.
この靴を履いてみて。(ジェーン)

Nothing for me?
私には無いの?(リズボン)

Trust me. You won’t like them.
君はこんな靴、きっと嫌いだよ。(ジェーン)

They’re really high.
ヒールがすごく高い。(ヴァンペルト)

(中略)

Perfect.
カンペキだ。(ジェーン)

Jane, you want to tell me what’s going on?
ジェーン、一体どういう事か説明してくれる?(リズボン)

Well, let’s just say the game is afoot.
そうだな、事件の鍵は「足」、ってとこかな。(ジェーン)

Two feet.
両足で解くのさ。(ジェーン)


back to square one「振り出しに戻る、仕切り直し、白紙に返る」

これは square one(一番目のマス)に戻る、ということで
すごろくやボードゲームのスタート地点(一番目のマス)を指しています。

don’t be so sure「それはどうかな、まだ分からないよ」。

let’s just say~「ひとまず~と言っておこう、~とでも言おうかな」。

そして the game is afoot は「(物事・試合が)進行中である、競技中である」。

the game は、ここではいわゆるゲームではなく「獲物」の事を指しています。

猟師さんが山で狩ってきた食用獣肉の事を、フランス語ではジビエと言いますが
英語では game meat「獲物の肉」。

これを知ると game =「獲物」の意味がスッと入ってきますね。

さらに afoot は「徒歩で、歩いて、進行して」。

これを合わせると the game is afoot は「獲物が歩いている」
つまり「獲物が来たぞ」といった意味になり、
元はシェイクスピアの“ヘンリー5世”の一節から来ているようです。

現代では game を「狩りの獲物」というより「遊び、競技、試合、駆け引き」と捉えて
「計画・たくらみが進行中、試合中」といった意味で使われる事が多いようです。

更にこのシーンでは afoot を a foot(片足)にかけて
Two feet(両足)で解決する、と言っています。


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