ママと恋に落ちるまで シーズン6 第5話より:
tear down
(建物等を)取り壊す、破壊する
バーニーの勤める銀行の新社屋建設に際して
テッドはビル設計の依頼を受ける。
当初は渋っていたテッドは最終的にこのオファーを受諾、
建設予定地の視察に出向く。
そこはかつてNYで一世を風靡したホテル、アルカディアンが建っており
現在は廃業し建物は封鎖されてはいたが、優美な姿を留めていた。
そしてその場所でテッドは、
アルカディアンの取り壊し反対運動をする美女・ゾーイと知り合い
次第に彼女に感化されていく。
バーニーに別の建設予定地を探そうと提案するが、一笑に付されてしまう。
Cuckoo! Ted, this woman is an anarchist, a sociopath, a lunatic,
バカめ! テッド、その女はアナーキストで、反社会的で、イカれてる、(バーニー)
and for the love of God, boobs?!
それと頼むから教えろ、オッパイは?(バーニー)
Solid C-cup, perky bounce.
張りのあるCカップ。(テッド)
Momentary grudging respect.
不本意ながら大したもんだ。(バーニー)
Zoey does what she believes is right, and I want to do the same thing.
ゾーイは自分の信念に添って行動してる、俺も見習いたい。(テッド)
We have to find a new site for this building.
建設予定地を変更しよう。(テッド)
Ted, that is never gonna happen.
それは不可能だ。(バーニー)
Well, I can’t tear down The Arcadian.
そうか、俺にはアルカディアンは取り壊せない。(テッド)
I’m sorry, but I’m off the project.
悪いがこの仕事は降りる。(テッド)
cuckoo「カッコウの鳴き真似、バカ者、マヌケ」。
anarchist「アナーキスト、無政府主義者」。
sociopath「反社会的な、社会病質者」。
lunatic「精神異常者、変人」。
for the love of God「後生だから、頼むから」。
どうしてもバーニーは女性を判断するに boobs「オッパイ」のサイズが譲れないようで
テッドの答えは
Solid C-cup, perky bounce(みっちり元気に弾むCカップ)
=「張りのあるCカップ」。
solid には「堅い、濃い、しっかり中身の詰まった」といった意味があるので
みっちり充実したバストという感じでしょうか。
バストの量感の表現は solid でいけるんですね~。
grudging「嫌々、渋々、けちけちした」、
grudging respect「渋々ながら尊敬する、不本意だが認める」。
バーニー的にはゾーイのやっている反対運動は気に入らないが、
バストが立派な事は認める、と言っているようです。
Zoey does what she believes is right(ゾーイは自身が正しいと信じる事をしている)
=「自分の信念に添って行動してる」。
site「敷地、用地、跡地、現場」。
そして tear down は「(建物等を)取り壊す、破壊する」。
tear「引き裂く、(無理やり)もぎ取る、はぎ取る」、建物を無理やり引きちぎる、
ズタズタに引き裂いて降ろす=「取り壊す、破壊する」。
元からある物を無残に破壊するというイメージが鮮明に浮かぶ言葉だなと思います。
片方は古き良き風情が残る建物をどうにか残したい、
もう片方はすっかり取り壊して新しく建てたい、
こういう対立はどこの都市でもあるんだろうと思います。
I’m off は「行ってきます、帰ります、手を引きます」等々
今いる場所や関わっている事から立ち去る、といった意味になります。
オフィスから退社する時に I’m off なら「帰ります」という意味になりますが
このシーンでのテッドは I’m off the project(この案件から手を引く)
これは「この仕事は辞める」という意味になります。
こうしてバーニーとゾーイの板挟みとなったテッドは
どうにか双方を納得させる案を出そうと四苦八苦することになります。
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