ママと恋に落ちるまで シーズン8 第17話より:

on the rebound
(ボール等が)はね返ってくるところで、(失恋等の)反動で


ある日テッドは、NYでも有数の大富豪・キャプテンから電話で
アートイベントの招待をうける。

かつて彼の妻と恋に落ち、離婚のきっかけを作ってしまったテッドは
断る事も出来ず、仕返しでもされるかとビクビクしつつ、
ロビンとリリーを伴って出かける。

するとその席で、キャプテンはロビンに恋をしてしまう。

自慢のアートコレクションを見せたいと二人きりの場所に誘われ
口説かれたというロビン。

既に婚約しているにもかかわらず、
彼女が大富豪からのアプローチをきっぱり断り切れなかった事に
バーニーは気分を害してしまう。

Robin, no, I don’t want to picture that.
ロビン、止めてくれ、想像したくない。(バーニー)

Nothing happened.
何もなかったってば。(ロビン)

(中略)

I’m serious, he was on the rebound.
真面目に、彼はまだ立ち直れてないのよ。(ロビン)

I told him to take some time to pull himself together and…
だから時間をかけて立ち直ったら・・・(ロビン)

call me in a year and a half.
一年半以内に電話してって言った。(ロビン)

Ah, great. What if he asks you out?
へぇそうかい。 奴に誘われたらどうする気だ?(バーニー)

What does that mean for our relationship?
俺たちの関係はどうなる?(バーニー)

(中略)

Robin, look, you need to call the Captain and let him down easy, okay?
ロビン、いいかい、キャプテンに電話して優しく断るんだ。(マーシャル)

Let him move on with his life.
前に進むようにと。(マーシャル)

Let him go out on his boat with his old friends, maybe some new friends.
旧友と船に乗るとか、新しい友人でもいいし。(マーシャル)


picture「絵、写真、映画、心に描く、想像する」。

I don’t want to picture that(それは想像したくない)。

そして on the rebound は「(ボール等が)はね返ってくるところで、(失恋等の)反動で」。

リバウンドと聞くと、減量に成功したのち、また体重が元に戻ってしまう現象、
それを表す言葉としてよく使われますよね。

それは「体重のはね返り」、今回のは「失恋からのはね返り・反動」という事で
on the rebound はある地点・状態からの逆ぶれ、反動、という解釈になると思います。

失恋を癒すためには別の誰かと付き合う事、
そういうアドバイスを見かけることがありますが、
キャプテンも失恋の反動でロビンを誘ってみただけ、という感じでしょうか。

でも大体そういうのに付き合うと、あんまり良い結果にはならない・・・

You should never date someone on the rebound
(失恋から立ち直る最中の人とはデートすべきでない)

私ならロビンにそう言うかも(聞かれちゃいないけど・笑)。

let someone down「その人を落ち込ませる、がっかりさせる」、
let someone down easy「その人を気遣いつつ(落ち込むであろう)事柄を伝える」。

いつもながらマーシャルは優しいですね。


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