ザ・メンタリスト シーズン7 第6話より:
bedside manner
(医者の)入院患者の扱いや態度、人付き合いの技量
DEA(麻薬取締局)の捜査官が殺害され、ジェーンたちFBIが捜査に入る。
犠牲者のゴンザレス捜査官は、当初麻薬組織からの報復で犠牲になったと思われたが
調べを進めるうちに、DEA内部に内通者がいる可能性が浮上。
この2年の間、DEAのガサ入れはことごとく失敗に終わっており
それを怪しんだゴンザレス捜査官が、内通者の存在に気づいたために
命を奪われたとジェーンらは推測する。
Gonzalez figured out there was a mole,
ゴンザレスは内通者が居る事に気づき、(チョウ)
the mole killed him before he could go public.
そいつはそれがバレる前に彼を殺した。(チョウ)
(中略)
In hindsight, it had to have been an inside man.
今考えれば、ガサ入れ失敗は当然だった。(リズボン)
(中略)
It can be any one of Peterson’s agents. That’s 30 suspects.
ピーターソンの部下は誰もが容疑者になり得る。 ざっと30名。(アボット)
Thirty-one. You forgot Peterson.
31名です。 ピーターソン本人も入れて。(リズボン)
Peterson doesn’t have much of a bedside manner, but he’s not a traitor.
彼はぶしつけだが、裏切者ではない。(アボット)
I thought we couldn’t rule anyone out?
では彼は除外?(チョウ)
Abbott’s right. Peterson’s not a suspect.
アボットの言う通り。 彼は容疑者じゃない。(ジェーン)
figure out「見つけ出す、分かる、(解決策等を)考え出す」。
mole「モグラ、スパイ、二重スパイ」。
go public「公になる、明るみになる、株式を公開する」。
in hindsight「振り返ってみると、今考えれば、後になってみれば」。
In hindsight, it had to have been an inside man
(振り返ってみると、それには内通者がいなければならなかった)
=「今考えれば、ガサ入れ失敗は当然だった」。
麻薬組織がいつもタイミングよく逮捕を逃れられたのは
今考えてみれば、内通者による情報のおかげだった、という感じでしょうか。
そして bedside manner は直訳すると「ベッド脇の礼儀」、
そこから「(医者の)入院患者の扱いや態度、人付き合いの技量」。
入院患者にとって、お医者さんの言動は精神状態を大きく左右する物。
もし医師が親切で友好的な態度であれば、患者はとても安心出来ますし
安定した精神状態がその後の回復力にも大いに影響する可能性があります。
そのように、その人が自分の態度が人に与える影響を考えて
好意的に友好的に振る舞えるのか、それともそうではないのか、
そうした人付き合いの技量をはかる時に bedside manner が使われます。
Peterson doesn’t have much of a bedside manner
(ピーターソンは人付き合いの技量をそれほど持っていない)
=「彼はぶしつけ」。
つまりピーターソンは人との接し方が上手くはない、となります。
traitor「反逆者、裏切者、売国奴」。
rule out「除外する、排する」。
I thought we couldn’t rule anyone out?
(我々は誰も[容疑者から]除外しないはずでは?)
=「彼は除外するのか?」。
ピーターソンは元々はアボットの上司だった人で
そのせいかどうか、彼については容疑者から除外でよいというアボット。
用心深い悪人を逮捕するには、限りなく悪人に近づく必要もあるため
いつの間にかそちら側にのまれる、というのはありそうですが、果たして・・・。
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