ザ・メンタリスト シーズン2 第13話より:

You can catch more flies with honey than with vinegar
優しさが人を動かす(酢より蜂蜜の方がたくさんのハエを取れる)


チョウの元ギャング仲間が殺される事件が起きる。

本来はCBIの管轄する事件ではなかったが、被害者のデヴィッドが死の直前、
チョウに電話をかけていたことから、チョウに捜査協力の要請が入る。

自分は不良少年から更生を果たしたが、それが出来なかった元親友の捜査に際し
助けは無用だと言い張るチョウが気にかかり、無理やりついて行くジェーン。

デヴィッドの勤め先であったビル清掃会社の社長・フランクに話を聞いていると
清掃の出来に文句を言う男が割って入ってくる。

Hey, you!
おい、お前!(通りかかった男)

Frank. Can I help you with something, Mr.Reed?
フランクです。 何か御用ですか、リードさん?(フランク)

Yeah, do your job. The third floor men’s room’s a disaster.
ああ、仕事をサボるなよ。3階のトイレが不潔すぎる。(通りかかった男)

Whole floor’s starting to stink.
フロア中悪臭がするぞ。(通りかかった男)

Middle management.
中間管理職。(ジェーン)

Excuse me?
何だと?(リード)

Catch more flies with honey… It’s a sound business principle.
優しさが人を動かす・・・仕事の原則だ。(ジェーン)

Obviously, one you never learned.
明らかに、あなたはそれを知らない。(ジェーン)

Hence, uh, middle management. Have a nice day.
従ってその、中間管理職でしょ。・・・良い一日を。(ジェーン)


Catch more flies with honey (You can catch more flies with honey than with vinegar)は
「優しさが人を動かす」という意味の諺で
馴染みのところで言うとイソップ童話の「北風と太陽」みたいなことでしょうか。

北風と太陽が旅人のマントを脱がすという競争で、北風がどんなに強く吹き付けるも上手く行かず
太陽がただポカポカと旅人を温めたら、自然とマントを脱いだ。

無理やり厳しい態度で人を動かそうとしても駄目で、
相手の身になって考えれば穏やかな方法で事は運ぶものだ、という教訓ですね。

hence 「従って、それゆえに」。

フランクはデヴィッドを前科者と知った上で雇い入れ
彼に更生のチャンスを与えようとしていた人物で、そんなフランクに横柄な態度を取る男を
ジェーンなりのやり方でヘコますというシーンです。



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