ゴシップガール シーズン1 第4話より:

it’s no big deal
大した事じゃない、気にしないで


紆余曲折を経て、ダンはある夜セリーナと映画デートの約束にこぎつける。

うきうきと早めに家を出て、2人分のチケットを買っておこうと列に並ぶダン。

ところがその同じ日、セリーナはブレアの写真撮影に付き合うはめになる。

その撮影はブレアの母のファッションブランドの広告写真用であったが
緊張からか、ブレアの表情が硬く、撮影は難航。

あっという間にダンとの約束の時間が近づき、出かけようとするセリーナだったが
どうしてもそばに居て欲しいとブレアは彼女を引き留める。

仕方なく、ダンとの約束をキャンセルしようとセリーナは彼に電話をする。

It’s a long story, but I don’t think I’m gonna be able to make it.
話すと長いんだけど、今日はそっちに行けそうにないのよ。(セリーナ)

Oh, a photo shoot, huh?
へぇ、写真撮影、そうなんだ?(ダン)

It sounds really superficial, I know…
嘘っぽく聞こえると思うんだけど・・・。(セリーナ)

(中略)

But I’ll make it up to you, though, I promise.
でも次回埋め合わせするから、約束する。(セリーナ)

No, it’s no big deal, really. Don’t worry about it.
いや、気にしないで、本当に。 心配しないで。(ダン)

You’re the best. I knew you’d understand.
あなたって優しいのね。分かってくれると思ってた。(セリーナ)


I don’t think I’m gonna be able to make it
「私は(約束に)間に合うとは思えない」=「行けそうにない」。

make には「作る」の他に「間に合わせる、成功させる」といった意味もあり
今回は後者の意味で使われています。

superficial 「上辺だけの、軽薄な、嘘っぽい」。

make (it) up 「埋め合わせをする、仲直りする」、
これは一度荒らしてしまった状況や人間関係を
make up「整える、(足りない物を補って)完全にする、化粧する」。

ヘコませてしまった気分(it)を次回 make up させてね、という感じです。

そして it’s no big deal は直訳すると「それは大ごとではない」、
つまり「大した事じゃない、気にしないで」となります。

今回のセリーナのように、何かを謝ってきた相手に、必要以上に気を使わせたくない時に
「いいよ、気にしないで」と謝られた側が、かけてあげる言葉です。

もちろん実際には、ダンは結構ガッカリ来ていて、それなりに big deal なんですが
セリーナの気持ちを軽くしてあげたいので、そう言っているんですね。

次のセリーナのセリフ、You’re the best「あなたが一番」は、
「もうあなたって本当に優しいのね、最高よ」と、相手を持ちあげるような、
場合によってはお世辞めいて聞こえる言葉だと思います。

女の子が頼み事を聞いてくれた男の子に「○○君って優しい~」と言うような、
そんな感じでしょうか。

セリーナみないな美少女に言われたら悪い気は、しないですけどね(笑)。



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