トゥルーブラッド シーズン3 第6話より:

preaching to the choir
釈迦に説法、無意味な説得


ミシシッピーのヴァンパイア王・ラッセルは
ビルをおとりにしてスーキーを捕えることに成功、
彼女の人の心が読める能力を、ある目的に活かそうとしている。

一方エリックもビルとスーキーの消息を辿ってラッセルの元にやってくる。

そしてラッセルの計画、ヴァンパイアや狼人間、その他の超自然生物が団結し
人類を滅ぼすという夢を聞かされる。

If all the supernaturals would stop squabbling among themselves and unite,
超自然の生き物が小競り合いを止めて団結すれば、(ラッセル)

we could conquer humans in a matter of days.
人間などすぐに征服できる。(ラッセル)

(中略)

Throughout history, I have aligned myself with or destroyed humans in power
これまで歴史を通じて私は権力者を操り、時には葬り、(ラッセル)

hoping to make a dent in mankind’s race to oblivion.
人間という種を滅ぼそうとしてきた。(ラッセル)

What other creature actively destroys its own habitat?
彼らは地球を破壊する愚かな生物だ。(ラッセル)

You’re preaching to the choir.
全く同感です。(エリック)


squabble「小競り合い、口論」。

in a matter of days「数日中に」。

throughout「終始、隅から隅まで、その間ずっと」。

align oneself with~「~の味方をする、~と手を組む」。

in power「権力を握っている、政権の座にある」。

make a dent~「~に影響を与える、~を減少させる、~の端緒となる」。

oblivion「忘却、忘れられる事」。

habitat「生息地、生育地、住まい」。

What other creature actively destroys its own habitat?
(一体[人間以外の]他のどんな生物が、自分の生息地を壊そうとするだろう?)
=「地球を破壊する愚かな生物」。

そして preaching to the choir は「釈迦に説法、無意味な説得」。

直訳すると「聖歌隊に説教する」。

讃美歌を歌う聖歌隊の人々に、キリスト教について教えを説く、
そんな風にすでにそれについて十分知っている人に、不必要な説教をする
=「釈迦に説法、無意味な説得」。

ここでは You’re preaching to the choir(重々分かっています、同感です)、
ラッセルは3000歳、エリックは1000歳、長年人間を見てくれば考えることは一緒ですよ、
よく分かっていますよ、そんな感じでしょうか。


※「トゥルーブラッド」は Amazonプライムで視聴出来ます。


怪物的サービス、Amazonプライムをフル活用した英会話学習法 >>



ゆるく学ぼう!海外ドラマで英会話