トゥルーブラッド シーズン2 第11話より:

ripe for the picking
収穫どき、機が熟して、準備が整って


マリアンの正体は、古代の怪物・メナードだと見当をつけたサムは
人間では太刀打ちできない彼女をどうにか倒すため、
ヴァンパイア・エリックの力を借りる事を思いつく。

シェイプシフターのサムとは互いに反目し合う仲であるエリックは
始めは協力を渋るが、メナードは一種族だけでは倒せない強敵であり
倒すには種族を超えた団結が必要だというサムの話に納得、
協力することでサムに恩を売る道を選ぶ。

Why should I help you, shifter?
なぜおまえを助けねばならないんだ、シフター?(エリック)

Because I need your help. We need it.
君の助けが要る。 どうしても。(サム)

(中略)

But you are known to not be friendly toward those like me.
だがお前は我々に友好的ではない。(エリック)

Why should I trust you?
信用できると思うか?(エリック)

Because until somebody starts trusting somebody we’re all single targets,
今回ばかりは互いに信頼して手を組まないと、俺たち皆がやられちまう、(サム)

just ripe for the picking.
共倒れだ。(サム)

I have no knowledge of this maenad creature.
そのメナードとかいう怪物の事は知らんが。(エリック)

I suspect it’s the bullheaded beast that passed through recently.
おそらく牛の頭をした例の獣のことだろう。(エリック)


ripe for the picking は「収穫どき、機が熟して、準備が整って」。

果実などが「摘みごろに熟している」=「収穫どき」、
または獲物や目的の物が「労せず手に入るとき、狩りどき」とか
タイミングをみていた計画等を「実行にうつす時」という意味にもなりえます。

ここではマリアンにとって自分たちは「狩りどき」、
このままバラバラでいたら、結局みんな彼女に美味しく狩られるだけ
=「共倒れ」という解釈だと思われます。

Because until somebody starts trusting somebody we’re all single targets
(誰かが信頼し合わないと、我々が皆が獲物になる)
just ripe for the picking
(狩られるのを待つだけだ)。

maenad(メナード)は、ギリシャ神話に登場する美の女神、
また酒の神バッカスの巫女の名で、
メナード化粧品の「メナード」はこの単語から来ているそうです。

まあ確かにマリアンは化粧品会社のイメージキャラにふさわしい美人ですが、
これ見ちゃうとメナードって・・・と思っちゃいますね、
女は怖い、って意味では合ってると思いますが(笑)。

I suspect「(疑いをもって)おそらく」。

pass through「通過する、通り抜ける」。

何でこんな田舎町に、恐ろしいメナードが来たのか、
それも何か今後に繋がる伏線がなんでしょうか。


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