トゥルーブラッド シーズン3 第7話より:
pick on someone your own size
(攻撃する)相手を選べ、卑怯な真似はやめろ
サムの弟・トミーは両親と離れ、サムのバーで働き始める。
トミーはジェシカに好意を抱いているが、
彼女は元カレ・ホイトにまだ未練がある様子。
そのホイトは近頃、彼女らしき女性を連れて店にくる事があり
彼らを見ると、いつもジェシカは悲しい顔になる。
そのホイトがある夜、ジェシカを訪ねて店にやってくると
トミーはつい彼に敵意をむき出しにしてしまう。
Is Jessica Hamby working tonight?
ジェシカは今夜いるかい?(ホイト)
Give it a rest, man. She’s way out of your league.
諦めなよ。 彼女はあんたには高根の花だ。(トミー)
Who the hell are you?
お前誰だよ?(ホイト)
Tommy Merlotte.
俺はトミー。(トミー)
You’re in my family’s establishment so you listen to me when I tell you.
ここはうちの店なんだから、俺に逆らわない方がいいぜ。(トミー)
Jessica’s done with you.
ジェシカはあんたを捨てたんだ。(トミー)
She’s moving on to a real man.
本物の男に乗り換えたのさ。(トミー)
You wanna pick a fight, do it with somebody your own size.
お前、ケンカを売る気なら相手を選べよ。(ホイト)
(中略)
Hey! Nobody’s taking nothing nowhere.
おいやめろ! そこまでだ。(サム)
Hoyt, I apologize for my brother.
ホイト、弟がすまなかった。(サム)
Tara, get him a drink on the house, please.
タラ、ホイトに酒を。(サム)
give it a rest(それに休息を与えろ)、この it とは「相手の口」をさし
それ(口)を休ませろ =「黙れ、もうよせ、あきらめろ」。
多くの場合、同じ事を何度も繰り返し言ったりやったりしている人に
いいかげん聞き飽きた、もうやめろ、という意味で使われます。
トミーのセリフでは、ジェシカにしつこくするのはやめろ
=「(彼女の事は)諦めろ」という感じです。
out of one’s league「高嶺の花、自分には似合わない・もったいない、自分の手には届かない」。
establishment「設立、設立物、創立、樹立、制定、証明」。
my family’s establishment(俺の家族の設立物)=「うちの店」。
done with~「~との関係を断つ、~と終わりにする」。
move on to~「~に進む、~に移る、~に乗り換える」。
そして pick on someone your own size は「(攻撃する)相手を選べ、卑怯な真似はやめろ」。
直訳すると「自分と同じサイズ(大きさ)の者を選べ」、
通常は、自分より弱いものに矛先を向けるな、弱いものいじめをするな、
という意味になります。
ただこのシーンでは、体の大きなホイトが小柄なトミーに向かって
You wanna pick a fight, do it with somebody your own size
(ケンカをしたいなら、お前と同じサイズの奴にしとけよ)
つまり通常とは逆に「相手を間違えると痛い目見るぞ」という意味になっています。
on the house「店のおごりで」、
get him a drink on the house(店のおごりで彼に酒をやってくれ)。
トミーのこの向こう見ずな若さがまぶしいな、って思います。
※「トゥルーブラッド」は Amazonプライムで視聴出来ます。
怪物的サービス、Amazonプライムをフル活用した英会話学習法 >>