トゥルーブラッド シーズン6 第2話より:

on the fritz
(機械などが)故障して、動かない、壊れて


ジェイソンは夜道で貫禄ある老人に出会い、親切心から車に乗せると
何と彼・ナイルはジェイソンとスーキーの祖父であるという。

ナイルは妖精の血をひく孫娘スーキーにワーロウが迫っていることを察知し
助けに来たという。

実はナイルは妖精の王であり、スタックハウス家は王族の家系、
ヴァンパイアのワーロウは、その高貴な妖精の血に何千年も前から執着しているのだ。

そこでナイルはスーキーに、例えどんな強敵であろうと倒せる秘技を伝授するが
スーキーは半分人間であるため、たった一度しかその技を使えないという。

Warlow is a vampire who has been obsessed with our family for thousands of years.
ワーロウは何千年も我々に執着し続けている。(ナイル)

Why?
なぜ?(スーキー)

We are the original fae. Our bloodline is royal.
妖精の始祖にして王族の家系だからだ。(ナイル)

I’m king of our tribe.
私は妖精の王だ。(ナイル)

Whoa, whoa, whoa. You’re a king? That makes you a fairy princess.
え、待ってくれ。 王様? ってことはお前は妖精の王女。(ジェイソン)

And that makes me a fairy prince.
俺は妖精の王子なのか。(ジェイソン)

The gene skipped you.
お前は人間だ。(ナイル)

(中略)

There is a power within the fae of our bloodline,
我々の家系には特別な力が備わってる、(ナイル)

a secret that has been passed down through generations.
先祖代々、伝承されてきた秘技だ。(ナイル)

(中略)

For you, this will be a last resort.
ここぞという時に使うのだ。(ナイル)

Because you are only part fae you can only use it once.
君は半分人間だから、技を使えるのは一度だけ。(ナイル)

(中略)

My light’s been on the fritz lately.
私の光は最近調子が悪くて。(スーキー)

I don’t have much left.
もう残り少ないの。(スーキー)

You can practice this without losing any more light.
消耗させないように練習するんだ。(ナイル)


be obsessed with「思いつめる、執着する」。

fae「(古語で)妖精」。

gene「遺伝子」。

The gene skipped you([妖精の]遺伝子はお前を飛ばした)
=「お前は人間だ」。

ここであからさまにガッカリするジェイソン(笑)、
何でスキップされちゃったんでしょうね。

pass down「譲る、伝える、伝承する」。

last resort「最後の手段、最終決断」

For you, this will be a last resort
(君にとって、これは最後の手段だ)
Because you are only part fae you can only use it once
(なぜなら君は部分的な妖精だから、使えるのは一度だ)。

人間とのハーフで妖精成分が100%でないから、その分能力も弱いという感じでしょうか。

そして on the fritz は「(機械などが)故障して、動かない、壊れて」。

fritz「故障する」、on the「その状態にある」=「故障して、動かない、壊れて」。

スーキーの手から出る光は、限界があるみたいで
使っちゃうとその分減ってしまいます。

ナイルの言う秘技とは、これをギュっと凝縮して、光の球を作って
それを標的にぶつけると、どんな魔物も倒せるということらしいんですが。

たった一度のチャンスで仕留めるため、練習を開始するスーキーとナイル、
それをすげェ!と眺めるジェイソン。

妖精成分ゼロでもスネないし腐らない、いやあ、いいお兄さんですよね。


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