トゥルーブラッド シーズン6 第9話より:
knock back
(酒を)がぶがぶ飲む、(食べ物を)ぱくつく
テリーの葬儀の日、彼と親交のあった人々が生前の思い出話を披露している。
サムはアンディに連れられて、
初めてテリーと釣りに行った日のことを思い出していた。
戦争から戻ったテリーは森の小屋で暮らしており
極端な人見知りで身なりも汚れていたが、
話していると心の優しさが垣間見える人物であった。
サムは当初、アンディからテリーを店で雇って欲しいと頼まれて戸惑ったが
彼の人柄に触れ、一緒に働こうと申し出る。
Hey, Terry! If you can hear me, I own a bar.
やあテリー! 聞こえるか、俺はバーをやってるんだ。(サム)
It’s called Merlotte’s.
マーロッテっていう。(サム)
My distributor was able to find some of that beer you were telling your cousin about.
うちの仕入れ業者があんたの好きなビールを探してきてくれた。(サム)
(中略)
I thought we’d all go fishing, knock back a few!
釣りでもしながら、軽く飲もうぜ!(アンディ)
I’ll fish.
行くよ。(テリー)
The restaurant business, what’s that like?
飲食業は楽しいか?(テリー)
Well, it’s a lot of work, but I like people, so…
仕事は大変だが、接客は楽しいよ、だから・・・(サム)
I don’t like work. Or people.
俺は仕事も人も嫌いだ。(テリー)
(中略)
He’s kidding. Right, coz? You’re kidding.
冗談だよ、そうだろ? バカなことを。(アンディ)
Sam’s offering you a job.
サムはお前を雇ってくれるって言ってるんだぞ。(アンディ)
Bite!
かかった!(テリー)
(中略)
Come here, you little bugger.
おいこら、おとなしくしろ。(アンディ)
(中略)
…Throw it back.
・・・放せ。(テリー)
It’s a catfish, coz. What’s the big deal?
ただのナマズだ。 別にいいだろ。(アンディ)
Every life matters. Throw it back.
あらゆる命は尊いんだ。 放してやれ。(テリー)
distributor「分配・配給・配達者」。
My distributor was able to find some of that beer you were telling your cousin about
(うちの業者があんたが従弟に話していたビールを探してきてくれた)。
テリーが戦場で飲んでいたビールで、一番美味しかったという銘柄、
なかなかこの辺りでは見かけない品をサムが手配して入手していました。
そして knock back は「(酒を)がぶがぶ飲む、(食べ物を)ぱくつく」、
酒や食べ物を喉の奥に knock「叩く、叩き込む」って感じでしょうか。
I thought we’d all go fishing, knock back a few!
(釣りに行って、軽く飲もうじゃないか!)。
このころのテリーは人から隠れてサバイバル生活をしており
無職でぶらぶらしている従弟をみかねたアンディが、
サムに彼を雇って欲しいと引き合わせたのでした。
offer a job「仕事を提供する」。
catfish「ナマズ」。
What’s the big deal?「別にいいだろ? 何がまずいんだ?、大したことじゃない」。
アメリカ南部では、ナマズのフライは名物料理らしく
アンディはテリーの獲物をその場で絞めようとします。
が、それに待ったをかけるテリー。
Every life matters(全ての命は貴重なんだ)。
このセリフはいいですね~、いつか言ってみたい。
これを聞いてサムはテリーなら大丈夫だと感じて、一緒に働くことに。
ガヤついてたアンディも、ハッとしてナマズを放すという良いシーンです。
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