トゥルーブラッド シーズン5 第12話より:

midwife
助産婦、(赤ちゃんを)取り上げる、(物事の成立を手伝う)介助役


アンディはサムのバーで働いてるホリーと付き合っているが、
彼女と出会う少し前、森で出会った女性と一夜を共にしていた。

モレーラというその彼女が、いきなりバーにやってきて
ホリーの目の前で自分はアンディの子供を妊娠したと告げる。

人間ではなく妖精だというモレーラは、
受精から数週間という早さで臨月を迎え、皆の前で産気づく。

Her name’s Maurella.
彼女はモレーラ。(アンディ)

(中略)

And now she’s pregnant, and she refuses to go to Saint Francis.
妊娠してるのに、病院は嫌がってる。(アンディ)

Says her kind don’t whelp in hospitals.
どうも彼女の種族は行かないらしい。(アンディ)

(中略)

I cannot believe I’m midwifing for your pregnant girlfriend that I just found out about.
まさか私があんたの浮気相手のお産を手伝うなんて、それもついさっき知ったばかりのね。(ホリー)

Believe me, I’d prefer this was not happening just as much as you.
信じてくれ、俺だってこんな事望んでなかった。(アンディ)

(中略)

I’m guessing this isn’t your first pregnancy.
あなた、初産じゃなさそうね。(ホリー)

Seventy-three times since I first discovered how.
73回目よ。(モレーラ)

Okay, that’s extreme.
まあそれは・・・ずいぶん多いこと。(ホリー)

Who knew watching an alien give birth could be so comforting?
エイリアンの出産が、まさか見ててこんなに楽しいなんてね?(アーリーン)

(中略)

It’s a girl. With no umbilical cord.
女の子よ。 へその緒はなし。(ホリー)

You better be good to her, Andy Bellefleur.
大切にしてね、アンディ。(ホリー)

She’s gonna have a hard enough time as it is being a woman in this world.
女がこの世で生きるのは大変なんだから。(ホリー)

I will. I swear.
もちろんだ。 誓うよ。(アンディ)


whelp「犬、いぬっころ、ガキ、小僧、(動物が)出産する、(軽蔑の意味を込めて)人が子を産む」。

Says her kind don’t whelp in hospitals
(彼女の種族は病院で産まないと言っている)。

モレーラは人間ではないけど、彼女のお産を whelp って言うのはどうなんだアンディ、
多分自分の子なのに。

そして midwife は「助産婦、(赤ちゃんを)取り上げる、(物事の成立を手伝う)介助役」。

mid「中間の」、この単語の wife は「妻」ではなく「女性」を意味するので
「妊婦との間で生まれるのを手伝う女性」=「助産婦、介助役」。

なぜかアンディの彼女のホリーが、行きがかり上、モレーラの子供を取り上げることに。

そばでオロオロしているアンディ。

それを飲みながら見物しているアーリーンとラファイエット。

もはや人間以外の存在も当たり前に受け止めてる(笑)、
他民族どころか他種族共生ですから、世界中のどこよりボンタンがグローバル、
いやユニバーサルじゃないですか。

extreme「極端な、非常な、過激な、極度の」。

comfort「快適、楽にする、慰める、心地よい、ほっとさせる」。

ここでの comfort の「楽しい」は
「心和む、安らぐ、ほのぼのする」みたいな意味かなと思いました。

あんまり生々しくなくて、お母さんも気持ちよさそうで
光の中からすでに洗ったように綺麗な赤ちゃんが出てきます(笑)。

who knew~?「~とは意外だ、~とはビックリだ、まさか~とはね」。

Who knew watching an alien give birth could be so comforting?
(エイリアンの出産が見ててこんなに楽しいとはビックリね?)。

umbilical cord「へその緒、臍帯、命綱・救命索」。

have a hard time「悪戦苦闘する、つらい思いをする、苦しい目に遭う」。

She’s gonna have a hard enough time
(彼女は十分苦しい目に遭うんだから)
as it is being a woman in this world
(ただ女としてこの世を生きるだけでね)。

考えてみたらサムのバーで働いている子持ちの女性は、みんな苦労人です。

子供たちのお父さんが居ないのが、その理由の一つだと思うんですが
一応アンディはベルフルーア家のお坊ちゃん、
経済的には問題ないんで、我が子の養育頑張って欲しいです。


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