数回に分けてBBCの「子供のいじめはなぜ起きるのか?」がテーマの記事を読解しています。

・「なぜある子供たちは無慈悲ないじめっ子になってしまうのか?」(1)
・「なぜある子供たちは無慈悲ないじめっ子になってしまうのか?」(2)
・「なぜある子供たちは無慈悲ないじめっ子になってしまうのか?」(3)


Bullying has also taken on new forms in recent years.
いじめは近年新たな形で起こっている。

One common characteristic of bullying as previously defined by academics is that the aggression towards the victim is repeated.
これまでの典型的ないじめの例と言えば何度も繰り返し標的の相手を攻撃するものだった。

But the online world is blurring this due to the potential impact that just one instance of cyberbullying can have.
だがネット世界でのいじめが持つ潜在的効果が、この認識をかすませている。


blur「かすんで見えるもの、ぼんやりさせる、(目を)くもらせる・かすませる、(書き文字等を)にじませる」。

potential impact「潜在的効果」。

“Does it have to happen more than once, when you’ve posted something that’s gone to a million people?” asks Espelage. “Probably not.”
「ネット世界でのいじめの投稿が、何百万の人に拡散される必要があるでしょうか?」教授が問いかける。「ありませんよね」。

In fact, there’s such a big crossover between school bullying and cyberbullying that some researchers argue they are becoming one and the same especially now that children often have their phones with them in class.
研究者たちの間では学校内とネット世界でのいじめは、クラス中の子供たちが自分のスマホを持つ現代において、同一のものとして交錯し大きな威力を持つと議論されている。


one and the same「全く同一の、まったく同じ」。

“In my research it was found that many times school bullies continue the harassment online,” says Calli Tzani-Pepelasi, an investigative psychology lecturer at the University of Huddersfield.
「私の研究では、学校内でのいじめがネットでのいやがらせにもつながっていることが多いと分かりました」と心理学講師のキャリ氏は言う。

“They may be sitting next to each other but prefer to bully each other through social media, as that way their actions can be viewed by more and they feel a false sense of fame.”
「教室では隣に座っている同志がSNSで互いを攻撃しあうことで注目を集め、まやかしの有名人気分を味わうこともあるのです」

So what should you do if you think your child may be bullying other children?
ではもしわが子がいじめっ子であった場合、親はどうすればよいのか?

Getting to the bottom of their motivations is a good first step.
まずは彼らの動機の奥底を掴むのが良いでしょう。

“If somebody called me and said your child is engaging in these behaviours, I would want to say [to the child],
「もし誰かにわが子がいじめに加担していると聞かされたら、私なら子供にこう聞きます、

‘OK, what are you getting from that? Why are you doing this?’,”says Espelage.
『それで、そんなことをして何か得られたの? なぜそんなことをしているの?』と。

“It may be that your child… is in a school where that’s what they’re expected to do.”
もしかしたら子供自身が・・・学校でそれを自問自答することを期待して」。


be expected to do~「~することを期待されている、~する見込みである」。

この段落の

It may be that your child… is in a school where that’s what they’re expected to do.

これがちょっと意味をつかむのが難しかったです。

It may be that your child(それがもしかしたらあなたの子供が)

is in a school(学校で)

where that’s what they’re expected to do(そこ[学校]はそれを彼らがするべく期待するところ)

これを自分なりに組み立てると「子供が学校でそれ(親から聞かれたこと)をする(自問自答)のを期待する」となりましたが・・・ちょっと合っているか自信がありません(汗)。

が、とりあえず先に進みたいので、その理解でいきます。

It’s also worth considering whether your own actions may be influencing your child’s.
また自身の行動がわが子に与えている影響について考えてみるのも大切です。

“For some parents, their interpersonal style may be modelling that behaviour,” she says.
「両親の人との関わりあい方が、そうした行動の手本になっている場合もあるのです」。


interpersonal「人間相互間の、対人関係の」。


ここまで読んでいると、いじめをする子(人)は、自分の中に満たされない何かがあって、それを他者を攻撃することで満たそうとする、満たせると錯覚している。

なのでそれは錯覚だと、そんなことをしても満たされないということを、自分が自覚すればいじめをしなくなる。

被害を受けている側としては、彼らにそれを自覚してもらうには、どうするべきか?

その答えの一つが What are you getting from that? Why are you doing this?(そんなことをして何か得られたの? なぜそんなことをしているの?)という質問を投げかけること、という感じでしょうか。

それで本人に考えてもらうということなんですね。



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