先日から「A high-carb diet may explain why okinawans live-so long 沖縄の長寿の秘密は高炭水化物食?」がテーマの記事を読解しています。
・「沖縄の長寿の秘密は高炭水化物食?」(1)
・「沖縄の長寿の秘密は高炭水化物食?」(2)
・「沖縄の長寿の秘密は高炭水化物食?」(3)
The traditional Okinawan diet is therefore dense in the essential vitamins and minerals – including anti-oxidants – but also low in calories.
伝統的な沖縄の食事は抗酸化物質を含む必須ビタミン・ミネラルが豊富で、カロリーは低い。
dense「密集、密な、濃い、深い」。
anti-oxidants「抗酸化物質」。
Particularly in the past, before fast food entered the islands, the average Okinawan ate around 11% fewer calories than the normal recommended consumption for a healthy adult.
特に昔、ファストフードが島に流入する以前は、沖縄の人々の摂取カロリーは、当時の成人に推奨されていた1日辺りの摂取カロリーより11%少なかった。
For this reason, some scientists believe that Okinawans offer more evidence for the life-enhancing virtues of a “calorie restricted” diet.
このことから科学者たちは沖縄人が「カロリー制限の長所」の証拠を示していると考えた。
life-enhancing「人生をより良くする」。
virtue「美徳、徳」。
Since the 1930s, some doctors and scientists have argued that continuously limiting the amount of energy you consume could have many benefits above and beyond weight loss – including a deceleration of the ageing process.
1930年代から医者や科学者たちの一部では、日常的に節制をすることは体重の減少や老化を遅らせる効果を含め、たくさんの恩恵があると議論されていたのだ。
above and beyond「~に加えて、~のほかに」。
deceleration「減速(度)」。
In one of the most compelling experiments, a group of rhesus macaques eating 30% fewer calories than the average monkey showed a remarkable 63% reduction in deaths from age-related diseases over a 20-year period.
その中でもっとも説得力のある実験は、アカゲザルの一団のカロリー摂取量を普通のサルより30%少なくしたところ、20年以上に渡って加齢性疾患による死亡率が63%も下がったことだ。
compelling「強制的な、従わざるを得ない、注目せざるを得ない」。
rhesus macaque「アカゲザル」。
They also looked younger – they had fewer wrinkles and their fur retained its youthful lustre rather than turning grey.
さらにそのサルたちは見た目も若々しくシワも少なめ、毛艶も良く白髪も少なかったという。
Due to practical difficulties, long-term clinical trials in humans have yet to be completed to test the effects on longevity,
現実的な難しさから、人間によるこの実験は長期間では行われていない、
but a recent two-year experiment, funded by the US National Institute on Aging, was highly suggestive:
だがここ2年間の実験結果は示唆に富むものだ
highly suggestive「示唆に富む」。
participants on a calorie restricted diet showed better cardiovascular health – including lower blood pressure and cholesterol.
カロリー制限に取り組んだ参加者たちは心血管の状態が改善し、血圧とコレステロール値の低下が見られた。
It’s still not clear why a calorie restricted diet would be so beneficial, but there are many potential mechanisms.
これだけではまだカロリー制限がなぜ体に良いのかの答えにはならないが、可能性を感じるメカニズムがありそうだ。
One possibility is that calorie restriction alters the cell’s energy signalling, so that the body devotes more resources to preservation and maintenance – such as DNA repair – rather than growth and reproduction, while limiting ‘oxidative stress’ caused by the toxic by-products of metabolism that can cause cellular damage.
一つの可能性としては、カロリー制限により細胞のエナジー信号が変更され、体は成長と再生よりも維持と手入れに力を注ぐこととなる、その結果、代謝の副産物である毒素であり細胞を傷つける「酸化ストレス」が抑えられ、DNAの修復に専念出来るというものだ。
devote「捧げる、専念、費やす」。
oxidative stress「酸化ストレス」。
定期的に断食をすると若返る、という説がありますが、あれもこの「カロリー制限の恩恵」ということかもしれませんね。
断食の場合はほんの短期間、体内を飢餓状態に近づけると、危機感を感じた体が、細胞の手入れ・修復をしだすというメカニズムみたいですが、ここで触れられている沖縄人の食生活では、日常的に平均より少し摂取カロリーを減らすということですね。
沖縄の人々は昔から肉魚より野菜を多めに食べることで、意識せずにそのメカニズムを活用出来ていたことになり、それが驚異的な健康長寿につながっていると。
これは自分の食生活でも取り入れることが出来そうなので、やってみたいなと思います。
今はちょうどカボチャ~サツマイモの時期になりますので、イモご飯とかカボチャサラダとか、しばらく家人にウンザリされるまで出してみようかと(笑)。
それで少し良い変化があったら、将来の健康のために自分なりに続けていけばよいですよね。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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