先日から「What Japan can teach us about cleanliness – 清潔さから日本が教えてくれること」がテーマの記事を読解しています。

・「清潔さから日本が教えてくれること」(1)
・「清潔さから日本が教えてくれること」(2)
・「清潔さから日本が教えてくれること」(3)
・「清潔さから日本が教えてくれること」(4)

So how did the Japanese become so clean-conscious?
では一体どのようにして日本人は綺麗好きになったのか?

It certainly isn’t a new thing, as mariner Will Adams found when he anchored here in 1600, thus becoming the first Englishman to set foot in Japan.
それは1600年代に英国人で初めて日本を訪れた航海士アダムス(のちの三浦按針)によれば、決して最近の話ではない。


set foot in~「~に足を踏み入れる、~を訪れる」。

In his biography of Adams, Samurai William, Giles Milton notes ‘the nobility were scrupulously clean’, enjoying ‘pristine sewers and latrines’ and steam baths of scented wood at a time when the streets of England ‘often overflowed with excrement’.
ミルトンによる書物「サムライ ウィリアム」によれば『高位の人々は非常に清潔』で『汚れのない下水設備と便所を使い』英国では『しばしば排泄物が通りに溢れた』時代に、香木を用いた蒸し風呂もあったのだ。


nobility「高潔さ、崇高さ、貴族階級」。

scrupulously「几帳面に、丁寧に、周到に」。

pristine「素朴な、清純な、汚れのない、原始時代の」。

sewer「お針子、縫う機械、下水道、下水溝、下水本管」。

latrine「(下水設備のない)便所」。

The Japanese ‘were appalled’ by the Europeans’ disregard for personal cleanliness.
日本人はヨーロッパ人の衛生観念の低さにゾっとしたことだろう。


appall「ゾっとさせる、嫌悪感を起こす」。

disregard「無視する、軽視する」。

disregard for personal cleanliness(個人的な清潔感の無視)=「衛生観念の低さ」

In part, this preoccupation is born of practical concerns.
この徹底ぶりは、一つには日常的な問題から発生している。


in part「一部分、ある程度、幾分、一つには」。

preoccupation「~の没頭、先入観、関心事」。

In a hot, humid environment like Japan’s, food goes off quickly.
日本のように暑くて湿度も高い環境では、食物は傷むのが早い。

Bacteria flourish. Bug life abounds. So good hygiene means good health.
菌は増殖する。虫も大量にわく。 そのため衛生状態の良さが健康に直結する。


flourish「繁栄する、繁盛する、よく育つ」。

But it goes deeper than that.
だがこの話はそれ以上に深いのだ。

Cleanliness is a central part of Buddhism, which arrived from China and Korea between the 6th and 8th Centuries.
清浄さとは仏教の中心を担うものであり、仏教は6~8世紀の間に中国と韓国からもたらされた

In fact, in the Zen version of Buddhism, which came to Japan from China in the 12th and 13th Centuries, daily tasks like cleaning and cooking are considered spiritual exercises, no different from meditating.
12~13世紀に中国から伝来した禅においては、掃除や炊事といった日々の仕事は修行の一環であり、瞑想と何ら違いはないのだ。

“In Zen, all daily life activities, including having meals and cleaning the space, must be regarded as an opportunity to practice Buddhism.
「禅では全ての日々の活動は、食事や掃除を含め仏教の修行とみなされるべきものです。

Washing off the dirt both physically and spiritually plays an important role in the daily practice,” said Eriko Kuwagaki of Shinshoji Temple in Fukuyama, Hiroshima Prefecture.
体と心の汚れを落とすことは、日々の修行の中でも特に大切です」と広島県神勝寺のクワガキさんは言う。


お寺の修行の様子をテレビなどを見ていると、雲水さんが掃除をしている姿が出てきたりしますね。

「よごれ」は「けがれ」、神道でも清浄さは大切なこととされていますし、自分でも心のどこかに、清潔さを尊ぶ気持ちがあるのは感じます。

だんだん話が深く面白くなってきました。


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