昨日に引き続き、ベンジャミン・フランクリンの名言をお届けします。

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9.A spoonful of honey will catch more flies than a gallon of vinegar.
(スプーン一杯の蜂蜜は1ガロン[約3.7L]の酢より多くの蠅を取る。)


「人には、厳しさ(酢)よりも優しさ(蜂蜜)で接した方が得が多い」といった意味になります。

本当に親密な間柄は別として、そこまでではない周囲の人々には、優しさを基本とした方が、自分自身にとっても良いよ、という感じでしょうか。



10.Don’t throw stones at your neighbours, if your own windows are glass
(窓にガラスがあるのなら、近所に石を投げるべからず。)


これは因果応報、あなたが近所に石を投げれば、いつかあなたの家の窓ガラスも石で割られることになる、という事ですね。



11.He that speaks ill of the Mare, will buy her.
(悪口を言われているメス馬こそ買うべし。)=「人は本当に価値あるものを簡単には手放さない」


骨董市に行ったりすると、これを思うときはありますね(笑)。

店主も気に入っていて。あまり売りたくない物は、客から見えづらい場所に置いてあるか、積極的に売り込んでこない、もちろん値引きにも応じてくれない。

本当はそういう物ほど買うべきだ、というベンジャミンさんの助言です。

不動産や宝石類なども、本当の値打ち物は値引きもしないし、売り込みもしない、それでも売れていくものらしいです。



12.If your head is wax, don’t walk in the sun.
(頭がロウ製の人は日なたを歩くな。)=「怒りん坊は出世しない」


これは多分、二つの意味がかかっているような気がします。

wax には「怒り、かんしゃく、整髪料(ワックス)」の意味もあることから

1.出世街道(日なた)を歩めない =「怒りん坊は出世しない」。

2.整髪料が崩れるから、日なたを歩くな=「カッコつけのメッキは長持ちしない」。

ともかく wax タップリだと人生色々大変だよ、という感じでしょうか。



13.Blame all and praise all are two blockheads.
(何でも人のせい、何でも褒める、これらはどちらも愚か者。)


まあ、特に切れ者ぶりをアピールする必要がないならば、褒めるのはいいんじゃないかと思うんですが、これらはどちらも軽薄に見えるってことなんでしょうかね。

確かに服の試着時など、店員さんテキトーに褒めてるな、って思うときありますが、それはそれで有難く受け止めております(笑)。

他にあまりベタ褒めされるシチュエーションが浮かばないんですが(笑)、多分この言葉は、日常的に厚遇される地位にある人の方が、感じ入るところがあるかもしれませんね。



14.The cat in gloves catches no mice.
(手袋をはめた猫にネズミは取れない。) = 「謙虚も過ぎれば損をする」


ネズミは取らないだろうけど、想像するとかわいい(笑)。

実際にはめたら秒で外すでしょうが。



15.The proof of gold is fire, the proof of woman, gold, the proof of man, a woman.
(黄金は火で試され、女は黄金で試され、男は女で試される。)


それぞれが「とろける」関係ですよ、これは、ええ(笑)。

ただしどの程度の「量」でとろけるかは、個人差があるはず、多分(笑)。



16.Virtue and happiness are mother and daughter.
(美徳と幸福は母と娘。)


最後はやはり美しく明るい言葉で締めくくりたい(笑)。

美徳と幸福は母と娘、切っても切れない強い絆があるということですね。

ここで言う美徳は「知恵、勇気、節制、正義、信仰、希望、愛」の七元徳(しちげんとく・カトリック教会の教義)かと思いますが、要は人として美しく生きてね、そうすれば幸福も必ずやって来るよ、と私は解釈しています。



というわけで、これからもこうした英語の名言をボチボ集めて、溜まったらまたご紹介していきます!


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