今日から「How Pretty Woman erased sex from its story – 『プリティ・ウーマン』は如何にしてセックスを消し去ったか」を読んでいます。


A middle-aged businessman pays a much-younger prostitute to be his live-in lover for a week.
中年のビジネスマンが、一週間を共に過ごす相手として、かなり年下の売春婦に金を払う。

It’s a sordid premise for a feel-good romantic comedy, but that didn’t stop Pretty Woman being one of the biggest hits of 1990.
楽しいロマンチックコメディにしては下世話な設定だが、「プリティ・ウーマン」が1990年の大ヒット作の一つであることに変わりはない。


sordid「むさくるしい、汚い、卑劣な、あさましい、さもしい、くすんだ色の」。

premise「(ある結論の基礎となる)前提、根拠、前提、(土地・付属物付きの)家屋、建物、構内、店内、既述事項」。

And now, 30 years later, the film is still so cherished that a musical adaptation opened in London’s West End, after a successful run on Broadway (now closed due to the Coronavirus crisis).
そして30年後の現在もこの映画は非常に愛されており、ミュージカル作品がブロードウェイで成功後、ロンドンのウエストエンドで始まった(現在はコロナウイルスの影響により閉鎖)。

How did the film’s director, Garry Marshall, get away with it?
一体この監督、ゲイリー・マーシャルは、どうやってごまかしたのか?


get away with it(それから逃げる・回避する)=「(下世話な設定を)ごまかす」。

How did he make such a tasteless exploitation fantasy seem almost wholesome?
どうやって、こんな無粋で利己的なファンタジーを万人受けに見せられたのか?


exploitation「開発、開拓、利己的利用、搾取」。

Well, casting a star with the incandescent beauty and charm of Julia Roberts was undoubtedly a factor.
まあ、ジュリア・ロバーツという、きらめくような美しさと魅力を備えたスターの起用が間違いなく一つの要因だろう。


incandescent「白熱の、白熱光を発する、光り輝く、きらめく」。

But another factor was casting a co-star, Richard Gere, who behaved as if that beauty and charm meant nothing to him.
だがもう一つの要因は、その彼女の美しさと魅力が、自分にとっては何の意味もないかのように振る舞う共演者、リチャード・ギアだ。。

Marshall sanitised the film’s plot in all sorts of ways.
マーシャルは映画の筋書きを、色々な方法で清めたのだ。

The original screenplay, written by JF Lawton, was a gloomier and grittier affair entitled 3,000, but by the time it had been made over as Pretty Woman – much as its heroine is made over on screen – it had far less swearing and drug use.
J・F・ロートンによって書かれた元の脚本は「3,000」というタイトルで、もっと暗くて骨太な作品だったが、「プリティ・ウーマン」として仕上がった頃には、ヒロインが作品の中で大改造されたのと同じくらい、悪態とドラッグの要素は減らされていた。


gloom「(薄)暗がり・暗やみ、陰気、陰うつ、憂うつ(な気分)」。

gritty「ほこりだらけの、砂のような、ザラザラする、勇気・気骨のある、肝の据わった」。

The really crafty change, though, was that Gere’s character was far less enthusiastic about sleeping with Roberts’, thus shifting the story towards his melting heart, and away from any organs further down his body.
だが本当に巧妙な改変は、ギアの役柄がロバーツと寝ることにそれほど熱心ではなく、そのため物語は彼の恋心に向かって進み、彼の下半身からは離れていったことだ。


crafty「ずるい、悪賢い、狡猾・巧妙な」。


褒めているようでけなす、またはその逆というイギリス人らしい(笑)記事ですが。

考えてみれば「プリティ・ウーマン」は、確かに売春婦と彼女を買った男性の話なので、ディズニーの映画として異色の人物設定なんですよね。

売春婦という仕事はセックスなしには成り立たないけれど、この物語では確かにそれをはっきり示す描写は、ほとんどなかったような気がします。

そこがこの作品をロマンティック・コメディの名作に押し上げた要因だと。

さっそく先を読んでいきましょう!


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