先日から「Japan’s surprising Western cuisine -「日本のビックリ西洋料理」を読んでいます。

ケチャップの海に溺れて美味しい!


・「日本のビックリ西洋料理」(1)
・「日本のビックリ西洋料理」(2)
・「日本のビックリ西洋料理」(3)

Perhaps the most beloved dish in the yoshoku cannon is omurice, an omelette stuffed with rice and served with a puddle of ketchup (which was popularised in the US in the early 19th Century) on top.
洋食砲の中で最も人気なのはオムライス、ご飯を詰めたオムレツに、ケチャップ(19世紀初頭にアメリカで流行した)の水たまりを添えたものかもしれない。


puddle「水たまり、(粘土と砂を水でこねた)こね土」。

It’s much better than it sounds.
これは思ったより美味しいのだ。

Speaking of ketchup, there’s also Napolitan:
ケチャップと言えば、ナポリタンもある、

cooked spaghetti that’s rinsed in cold water then stir fried with vegetables and bacon and doused with ample amounts of the sweet sauce.
茹でた後、水でしめたスパゲッティを野菜とベーコンで炒め、甘いソースをたっぷりかける。


douse with~「~に(水などを)ぶっかける」。

ample「広い、広大な、(余るほど)十分な」。

Some believe the dish is derived from the French take on Neapolitan pasta called Spaghetti à la Napolitaine.
この料理はフランス料理のナポリ風パスタ、スパゲッティ・ア・ラ・ナポリティーンに由来すると信じている人もいます。


derive「引き出す、得る、由来を尋ねる、語源を~に跡づける」。

It won’t taste anything like a pasta dish in Naples (or Paris, for that matter) but instead will have a smokiness from the bacon, a sweetness from the ketchup and sometimes a slight kick from the pepper sprinkled on at the end.
全くナポリ(もしくはパリ)のパスタ料理の味ではないが、代わりにベーコンの燻香とケチャップの甘さ、それに時折、最後に一振りした唐辛子の刺激が感じられる。

And unlike pasta dishes in Italy, the pasta is cooked beyond al dente to a flaccid texture.
更にイタリアのとは違って、パスタはアルデンテを超えてヤワヤワ食感まで茹でられる。


flaccid「ぐにゃぐにゃした、たるんだ、力のない」。

The result is a marriage of sweet, spicy, smoky and umami that tastes way better than it sounds.
その結果、甘さとスパイシーさ、香ばしさと旨味が合わさって、思ったよりずっと美味しくなる。



オムライスにナポリタン、どちらにも共通するケチャップとバターの組み合わせが、洋食を美味しくするのかも?

フランス人はケチャップをバカにする(子供っぽい甘い味)とかいう話を本で読んだ記憶があるんですが、洋食だけでなく中華でも使われてますし、やっぱり傑作調味料ですよね。

味付けに困ったときは、ケチャップとバターで何とでもゴマカシが効く(笑)、我が家でもありがたい調味料です。


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