先日から「Japan’s surprising Western cuisine -「日本のビックリ西洋料理」を読んでいます。

「ハンバーグ」なんて料理は本当は無い?


・「日本のビックリ西洋料理」(1)
・「日本のビックリ西洋料理」(2)

Furthermore, many of the Americans and Europeans in Japan at the time had a very colonial attitude toward Japanese food.
更に、当時の日本に居たアメリカ人やヨーロッパ人の多くは、日本食に対して非常に植民地的な姿勢を持っていた。


furthermore「なお、そのうえ、さらに」。

Translation: they wouldn’t touch it.
つまり、手を付けなかった。

And so, local Japanese chefs, who had become private cooks for these newly arrived Western expats, learned how to make the cuisine of their European and American homelands.
そのため新しく着任した西洋人駐在員の料理人になった地元の日本人シェフは、彼らの故郷であるヨーロッパやアメリカの料理を学ぶことになった。


expat「国外駐在」。

Many of those chefs ended up putting their own Japanese spin on the Western dishes.
彼らシェフの多くは最後には、西洋料理に独自の日本的アレンジを加えることになる。


put one’s own spin on~「~に独自の持ち味を与える、~を個性的にカスタマイズする」。

And yoshoku was born.
そして洋食が生まれたのだ。

Many people might be familiar with a popular yoshoku dish without realising it is part of the cuisine:
多くの人々は、人気の洋食が、ある地域の料理からの派生形であるとは気づかないまま親しんでいるかもしれない、

tonkatsu: a breaded and fried pork or beef cutlet, not too dissimilar from a Milanese cutlet or Austrian schnitzel.
トンカツ:パン粉をまぶして揚げた豚肉、または牛肉のカツレツで、ミラノのカツレツやオーストリアのシュニッツェルとそれほど違わない。


dissimilar from~「~と似ていなくて・異なって・違って」。

The hambagoo might both sound and look familiar, except it’s not exactly what you think it is:
ハンバーグは、実際の元の料理はあなたの想像とは違うであろう事を除けば、呼び名と見た目はよく知っているだろう、

it’s Salisbury steak, a bun-less patty of minced meat infused with onions and breadcrumbs, served with a demi-glace sauce.
その元はソールズベリー・ステーキ、パンで挟まない玉ねぎとパン粉を混ぜた挽肉のパテで、デミグラスソースが添えられている。

Interestingly, curry over rice, or kare raisu, was introduced to Japan by the British, who took it from India during the British Raj.
興味深いことにカレーの白米掛け、カレーライスは、イギリス領インド帝国時代にイギリス人よって日本に持ち込まれた。


British Raj「英領インド、イギリス領インド帝国」。


ソールズベリー・ステーキはアメリカ発祥の料理で、日本のハンバーグに似ているけれど、アメリカにハンバーグという料理は無いので、そこがちょっと想像と違うでしょう、という事でしょうか。

でもアメリカにはハンバーガーがある。

あれはハンバーグをパンに挟んであるから、ハンバーガーと呼ぶんじゃないの?と思いますよね。

実はアメリカでハンバーガーと呼ばれるものは、ドイツ移民がアメリカで考案したもので、ハンバーグ・ステーキ(ドイツのハンブルク風ステーキ)をパンに挟んだものを、ハンバーガーと呼んで売るようになったと。

なので考え方(ハンバーグをパンに挟むからハンバーガー)は間違いでもなさそうですが、日本人が言うハンバーグは、アメリカ(英語圏)ではソールズベリー・ステーキ、もしくはハンバーグ・ステーキに近いもの。

そもそもハンバーグというのは地名(ハンブルク)であり、そういう名前の料理は無いと。

恐らく昔の日本人がドイツ系の人から習った時に「この料理は何か?」と聞いたら「ハンバーグ・ステーキ」だと。

じゃあステーキってのは取っちゃって、ハンバーグでいいだろうと。

多分そんな感じかなと思います(笑)。


もし今、私が家族や友人から「どうしたら英語が手軽に学べるか?」と聞かれたら、真っ先に勧めたいのが「スタディサプリENGLISH」です。

理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。

私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
下のバナーからどうぞ!

私の英会話教材体験記