先日から「Why are the Dutch so tall -「オランダ人が長身なのはなぜ?」を読んでいます。
オランダの海上農場では野菜の皮が牛乳に生まれ変わる。
・「オランダ人が長身なのはなぜ?」(1)
A life raft for the dairy industry in a changing world, Rotterdam’s floating farm was designed to be adaptable to rising seas and to reduce dairy’s sizeable carbon hoofprint,
変化する世界の酪農業界をいかだで渡るロッテルダムの水上農場は、海面上昇に適応し、酪農業で多く排出される炭素を減らすべく設計され、
dairy industry「酪農業、乳業」。
hoofprint「動物のひづめによって表面に作られた、目に見える跡」。
hence the solar panels and rainwater-harvesting roof, which provides drinking water for the cows.
そのためにソーラーパネルと雨水貯留屋根が、牛に飲み水を供給する。
The animals themselves are also unwitting recyclers;
動物自身も知らずのうちにリサイクル参加者になっていて、
unwitting「知らずにした、無意識の」。
their diet consists of grass cuttings from parks and golf courses, and potato peelings from Rotterdam’s frites industry,
彼らの食事は、公園やゴルフコースで刈られた草と、ロッテルダムのフライドポテト産業からのジャガイモの皮で成り立っており、
which churns out the chunky chips Dutch people like to eat at almost any time of day, ideally slathered in mayo.
これはオランダ人がほぼいつでも、理想的にはマヨネーズたっぷりで食べたがる分厚いチップスから大量に作られる。
churn out「大量に次々と作る、大量生産をする」。
slather「大量、たっぷり」。
“Our cows eat the biomass residue from the city and upcycle it into fresh and healthy milk,” explained Minke van Wingerden, a partner in the project.
「私たちの牛は、都市からのバイオマス残留物を食べ、それを新鮮で健康的な牛乳にアップサイクルします」と、このプロジェクトのパートナーであるミンケ・ヴァン・ウィンガーデン氏は説明する。
residue「残余、残余財産、残留物、かす」。
まだ身長の話が出てきませんが、酪農業で出される炭素というのは、牛のゲップが主なところで、この牛が生み出す温暖効果は、世界中の運輸産業とほぼ同様の影響があるため、問題になっているようです。
そして牛のゲップ抑制に海藻が効果的という研究結果があって、もしかしたらこの海上農場でも牛に海藻を食べさせているのかも?
それにしてもオランダ人の大好物、ポテトフライで出るジャガイモの皮を牛にあげるなんて、上手いリサイクルですね。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
下のバナーからどうぞ!