先日から「Why cinemas will bounce back from the coronavirus-crisis – 映画はコロナ禍からまた立ち直る」を読んでいます。
大衆の娯楽を一手に引き受けていた映画の前に、ついにあの強敵が現れる。
・「映画はコロナ禍からまた立ち直る」(1)
・「映画はコロナ禍からまた立ち直る」(2)
・「映画はコロナ禍からまた立ち直る」(3)
・「映画はコロナ禍からまた立ち直る」(4)
・「映画はコロナ禍からまた立ち直る」(5)
・「映画はコロナ禍からまた立ち直る」(6)
・「映画はコロナ禍からまた立ち直る」(7)
World War Two was also, against the odds, a time in which cinema prospered.
第二次世界大戦もまた予想に反して、映画が繁栄した時代となった。
against the odds「予想に反して」。
Many countries, including Britain, saw the cinema as a propaganda tool:
英国を含む多くの国が、映画を宣伝ツールとみなし:
a place to give information and boost morale, despite the obvious perils of congregating in public spaces.
公共の場に集う事は明らかに危険ではあったが、情報を提供し、士気を高める場としたのだ。
boost morale「士気を高める、鼓舞する」。
peril「(命にかかわるような大きな)危険、危難」。
congregate「集まる、群集する、かたまる」。
British cinemas closed for a week at the start of the war before reopening to much fanfare.
英国の映画館は戦争開始から1週間閉鎖したのち、華々しく再開。
“Cinema was a site for community activity [and] raising money for charity, [as well as a way for those abroad] to make contact with those at home,” says Napper.
「映画館は地域活動のための場、そして慈善事業の資金調達の場でもあり[そして海外在住の人たちも]故郷の人々と連絡をとれる場所でもありました。」とナッパー氏。
The threat of television
テレビの脅威The caveat to looking back at how cinema weathered turbulent historical times is that this all happened before television became ubiquitous.
映画が歴史の荒波をどのように乗り越えたかを振り返る際に注意すべきは、これまでの全てはテレビが普及する前の事だいう点だ。
caveat「手続き差し止め通告、警告、注意」。
From the 1950s, cinemas didn’t have a monopoly on audio-visual entertainment.
1950年代から、視聴覚エンターテインメントは映画館だけのものではなくなった。
have a monopoly「独占する、専売する、専売特許がある」。
Governments also could now channel news directly into people’s homes, so cinema became less important as a propaganda tool.
更に政府がニュースを人々の家に直接流せるようになったため、映画の宣伝ツールとしての重要性は低くなった。
(The current epidemic has seen such dissemination of public information taken a step further with text messages sent straight to mobile phones.)
(今回のコロナ禍では情報の普及がさらに一歩進み、携帯電話にテキストメッセージが直接送信されるようなった。)
dissemination「種まき、散布、普及、宣伝」。
take a step further「さらに一歩先に進む」。
Television was the new game in town
テレビが新たな娯楽産業として、
game「遊戯、遊び、ゲーム、勝負、冗談、戯れ、駆け引き、策略、(競争を伴う)仕事・職業、(狩りの)獲物」。
- it was also free to watch after the initial outlay, and creatives and producers suddenly became enamoured by the small box.
- しかも初期投資後は無料で視聴できるとあって、製作陣やプロデューサーは突然この小さな箱に夢中になりだす。
initial outlay「初期費用、初期事業費、当初支払い」。
enamour「引きつける、魅了する、夢中にさせる」。
テレビが普及する前は「音が出る映像の娯楽」は映画の独占だったけれど、ついに強敵が登場。
「家にいながら無料でエンターテイメントが見られる箱」との闘いが始まりそうですが、金を出せば口も出すのが世の常。
スポンサーの意向という、足枷もテレビには付きまといます。
そこが映画が見出していく活路だろうと思うのですが、果たして?
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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