BBCを英語で読む「自分への思いやりこそ成功の秘訣」（８）

先日から「Why self-compassion – not self-esteem – leads to success -「自分への思いやりこそ成功の秘訣」を読んでいます。

As evidence against this idea, she points to research from 2012, which had found that people with high self-compassion show greater motivation to correct their errors.
この考え（やる気をかき立てるには自己批判が必要）に反する証拠として、彼女は2012年から行っている調査を示しており、この調査では自己共感の高い人はエラーを修正する意欲が高いことがわかった。

They tended to work harder after failing an important test, for instance, and were more determined to make up for a perceived moral transgression, such as betraying a friend’s trust.
たとえば彼らは重要なテストに失敗した後、より一生懸命に励む傾向があり、友人の信頼を裏切るなど、モラル違反に気づけばそれを修復しようと決意している。

transgression「違犯、犯罪、（宗教・道徳上の）罪」。

Self-compassion, it seems, can create a sense of safety that allows us to confront our weaknesses and make positive changes in our lives, rather than becoming overly self-defensive or wallowing in a sense of hopelessness.
自己共感は、過度な自己防衛や絶望感にのた打つのではなく、自分の弱点に立ち向かい、生活に前向きな変化をもたらすことを可能にする安心感を生み出せるようだ。

wallow「ころげ回る、のた打つ、揺れながら進む、ふける、おぼれる」。

Rapid interventions

If you would like to gain some of these benefits, there is now abundant evidence – from Neff’s research group and many others – that self-compassion can be trained.
もしあなたもこうした利点を得たいなら、今やネフ氏の研究グループや他の多くの研究グループから、自己共感を訓練できるという証拠が豊富に出ている。

Popular interventions include “loving-kindness meditation”, which guides you to focus on feelings of forgiveness and warmth to yourself and others.
人気のある介入プログラムには、自分自身や他の人への許しと温かさの感情に集中するように導く「慈愛の瞑想」が含まれる。

intervention「間に入る、介入、介在、仲裁、（内政）干渉」。


intervention は「（何かと何かの）間に入る、介入、介在、仲裁」、なのでこの文章に出てくる intervention は、自己共感を身に着けたい人の間に入って助ける専門家のプログラム＝「介入プログラム」としています。

そういうトレーニングコースがあるんだろうという解釈です。

章のタイトルも Rapid interventions「迅速な介入プログラム」なので、きっと自分で訓練するよりずっと早く自己共感が身に付くプログラムなのかもしれませんね。

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