先日から「Spencer and the ever-transfixing mystery of Princess Diana -「スペンサーとダイアナ妃の永遠の謎」を読んでいます。

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・「スペンサーとダイアナ妃の永遠の謎」(1)
・「スペンサーとダイアナ妃の永遠の謎」(2)
・「スペンサーとダイアナ妃の永遠の謎」(3)
・「スペンサーとダイアナ妃の永遠の謎」(4)
・「スペンサーとダイアナ妃の永遠の謎」(5)

The beginning of a cultural obsession

文化的妄想の始まり

As early as 1982, just a year after her wedding to Prince Charles,
チャールズ皇太子との結婚からわずか1年後の1982年には、

US television networks turned their attention to the burgeoning Diana narrative with Charles & Diana: A Royal Love Story.
アメリカのテレビネットワークが「Charles & Diana: A Royal Love Story」で急出現したダイアナの物語に注目した。


burgeon「芽、若枝、急出現・発展する」。

A docudrama produced by ABC and released in September of that year,
ABCが制作し、同年9月に公開されたこのドキュメントドラマは、

it superficially framed their early courtship within the fairytale framework – culminating in a reenactment of the ceremony at St Paul’s Cathedral.
2人の交際を表面的なおとぎ話に当てはめて、セントポール大聖堂でのセレモニーの再現でクライマックスを迎えた。


culminate「最高点・最高潮に達する、全盛をきわめる、ついに(~と)なる」。

reenactment「再演」。

Then, just three days later, CBS debuted their own dramatisation of the nuptials, aptly titled The Royal Romance of Charles and Diana,
するとその3日後には、CBSがぴったりなタイトル「The Royal Romance of Charles and Diana」で彼らの結婚をドラマ化、


nuptials「結婚式」。

aptly「適切に、ふさわしく、ぴったりな」。

which was even more of a saccharine, blemish-free affair, though a ratings hit.
これは視聴率は高かったものの、さらに甘ったるく汚れなき作品となった。

Tom Shales of the Washington Post compared the latter negatively to the ABC film,
ワシントン・ポスト紙のトム・シェールズ氏は、後者のABC版を否定的に評価し

describing it as “slack-jawed heraldic voyeurism incapable of, and apparently uninterested in, transforming remote news figures into believable mortals.”
「興味の湧かない遠隔地のニュースの人々を、生身の人間として見せられなかった呆れた紋章の覗き見主義」と表現した。


heraldic「紋章(学)の」。

voyeurism「窃視(せつし)症、のぞき見」。

mortal「死ぬべき運命の、死の、死にぎわの、致命的な、(死ぬべき)人間の、人生の、永遠の死を招く、地獄に落ちる、許されない、(お偉方に対して)下々の者・庶民」。

However even the former, with its quasi-regal brass flourishes, majestical pomp and fantastical gawp, is a product of brazen Anglophilia, seeing the monarchy as if through a child’s glistening eyes.
しかし前者にしても、準王朝風・金管楽器のファンファーレ、堂々たる飾り立てと途方もなさに驚かされる作品で、これは子供のキラキラした瞳を通して君主制を捉えた厚かましい英国好きが作ったものだろう。



quasi「類似の、準~、半~」。

regal「帝王にふさわしい、王者らしい、堂々とした、荘麗な」。

majestic「威厳のある、荘厳な、堂々とした、雄大な」。

pomp「華やかさ、華麗、壮観、見せびらかし、虚飾、虚栄」。

gawp「口をあけてぽかんと見とれる、驚きをもって見る」。

Anglophilia「親英主義(者)、英国びいき・好き」。


文中の「後者のABC版」は、多分CBS版の間違いかなと思います。

そして文章が辛辣(笑)。

君主制の何たるかも知らないアメリカが、子供みたいな憧れで仰々しく作ったドラマで全くしょーもない、と切り捨て(笑)。

若い美人が王子様と結婚したよ!現代のおとぎ話!という事で、このカップルに対する人々の好き勝手な妄想がいよいよ始まった・・・ようですね。

当時は日本も少しそういうところ、あったかもしれません(汗)。


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