先日から「Pulp’s Different Class: The album that defined an era -「パルプ“Different Class”時代を示したこの一枚」を読んでいます。

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・「パルプ “ディファレント・クラス” 時代を示したこの一枚」(1)
・「パルプ “ディファレント・クラス” 時代を示したこの一枚」(2)
・「パルプ “ディファレント・クラス” 時代を示したこの一枚」(3)
・「パルプ “ディファレント・クラス” 時代を示したこの一枚」(4)
・「パルプ “ディファレント・クラス” 時代を示したこの一枚」(5)
・「パルプ “ディファレント・クラス” 時代を示したこの一枚」(6)
・「パルプ “ディファレント・クラス” 時代を示したこの一枚」(7)

His anger is even more palpable on I Spy, a song in which someone who has nothing observes those who have everything – all the while plotting how to “blow [their] paradise away”.
彼の怒りは「(彼らの)パラダイスを吹き飛ばす」方法を計画しつつ、何も持たない者が全てを持つ者を観察する曲「I Spy」でさらに明瞭になる。


palpable「明白な、明瞭な、触知できる」。

While fantasising about how he’ll infiltrate this Ladbroke Grove life, he compares his own:
彼らのラドブローク・グローブでの暮らしに自分がどう潜入するかを想像しながら、彼は自分の暮らしと比較する:

“My favourite parks are car parks.
「俺の好きな公園は駐車場。

Grass is something you smoke, birds are something you shag.
草はマリファナ、鳥(女の子)はヤる相手。


bird「(スラングで)彼女、奥さん、女の子、女性」。

Take your Year in Provence and shove it up your ass.”
プロヴァンスで過ごす一年なんざクソくらえ。」

But if a young Cocker thought the odds were stacked against him in the 80s and early 90s, he’d be even more raging now.
だがもし若きコッカーが、80年代から90年代初めの自分がきわめて不利な状況に置かれると想像したなら、今頃さらに怒り狂っていただろう。


the cards(odds) are stacked against one「きわめて不利な状況にある」。

Class privilege – especially in the arts – has only worsened.
階級特権、特に芸術分野におけるそれは広がるばかりなのだ。

Last year, research by Sutton Trust and Social Mobility Commission found that 20% of British pop stars were privately educated (compared with 7% of the general population).
昨年のサットントラストと社会移動委員会の調査によると、英国のポップスターの20%が私立教育を受けていた(一般大衆の割合は7%)。

Figures from 2018 showed that just 44% of the intake at the Royal Academy of Music came from state schools, with the Courtauld Institute of Art only slightly better at 55%.
2018年の数字が示すのは、王立音楽院の入学者数のうち、44%が公立学校から、コートールド美術研究所からが55%とわずかに勝る点だ。

“A bunch of young working-class kids from the north really storming into the charts and onto the front pages of the papers… back in the 90s it was hard,” says Banks.
「北部から来た大勢の労働者階級の若い奴らが、ヒットチャートや新聞雑誌の表紙に突撃した・・・90年代だってそれは大変な事だったけど」とバンクス。


storm into「突入する、飛び込む、突撃する」。

“It seems almost impossible now.”
「今じゃほぼ不可能な気がするね。」



記事中のコートールド美術研究所とは、Wikiによると

「ロンドン大学を構成するカレッジの一つで、美術史に特化した教育および研究を専門とする世界最高の研究機関の一つ。また歴代卒業生から多くの美術館館長を輩出。彼、彼女らはしばしば“コートールド・マフィア”と称される」

とのことで、芸術分野のエリート養成校のようです。

そして歌詞に出てくる Take your Year in Provence、これは英国人作家ピーター・メイルのベストセラー「南仏プロヴァンスの12か月(A Year in Provence)」(私も読みました)をもじっている?

89年の本ですからジャーヴィスも知っていただろうし、優雅でよござんしたね、ふざけんなよ、という感じ??

ラドブローク・グローブはロンドンきっての高級住宅街の一つで、「I Spy」ではそういう場所に暮らす優雅な富裕層をガンガン揶揄しています。

かつては労働者階級の子供たちにとって、階級を飛び越えて成り上がる方法の一つがポップスターになる事だったけれど、今ではその道も富裕層の子供たちで占められて難しくなっていると。

これはアメリカや日本でも同じ傾向がありますよね。

芸能界でも二世タレントや富裕層の子弟が増えて、優れた資質があっても一般家庭の子は事務所に採用されにくくなっているとか。

しかし今は自分で何かを発信してファンの支持を得る方法がたくさんありますよね。

事務所がプロモーションする新人よりも、個人で発信する方が人気が出る事もよくある。

なので世に出る道が閉ざされたのではなく、ルートが変わったんだという気がします。

世界中の人が活動を発信して、それを好きな人たちが活動を支援する、そういう輪がどんどん大きくなってくれば、上流の人たちだけで独占という事にはならないだろうと思っています。


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