昨日から「The hidden dangers lurking in your kitchen -「キッチンに潜む危険」を読んでいます。
・「キッチンに潜む危険」(1)
A 1946 poster campaign from the Royal Society for the Prevention of Accidents urged citizens to use close-fitting garments and put guards over fires, lest their children wind up like the one on the poster, sporting a dress of flames.
1946年に英国王立事故防止協会が行ったポスターキャンペーンでは、子供たちがポスターのように炎のドレスをまとわないよう、体にぴったりした服を着せ、火から守るようにと呼びかけている。
lest「~しないように、するといけないから、~しはすまいかと」。
Legislation brought flame retardants to many home furnishings, though lately we’ve realised these have brought other dangers:
法律が制定され、多くの家具に難燃剤が使用されるようになったが、最近になって難燃剤が別の危険をもたらすことが分かってきた、
flame retardant「難燃剤、燃焼抑制剤」。
they are endocrine disruptors, interfering with hormones.
それらはホルモンに干渉する内分泌攪乱物質なのだ。
endocrine disruptor「内分泌攪乱物質」。
Sometimes the danger in the kitchen came from gadgets intended to be safer than the ones they replaced.
時にはより安全を目指して作られた器具が、キッチンを危険にさらすこともある。
Electric kettles are a particularly ironic example.
特に電気ケトルは皮肉な例だ。
Even as early as the 1920s they had automatic shut-offs intended to keep them from boiling dry,
1920年代には、空焚きを防ぐための自動停止装置や、
and some even had plugs that would pop out when the correct temperature was reached.
中には、適温になるとプラグが飛び出すものもあった。
However, the plugs could easily plop into a full sink of water if the kettle was on the drainboard (death to whoever was washing the dishes, sadly),
だがケトルを水切り板に乗せていると、プラグは簡単に満水のシンクにポトリと落ちてしまうし(皿洗いをしていた人は悲しいかな死亡する)、
and if the safety mechanism made it hard to put a popped plug back in, people would inquisitively shove knives and other metal objects in.
その安全機構によって、飛び出たプラグを元に戻すことが難しくなると、ナイフなどの金属を興味本位で突っ込む人も出てくる。
inquisitively「根掘り葉掘り、執拗に、しつこく、興味ありげに」。
Pathologist F E Camps wrote in 1956 of one instance, involving an elderly woman:
病理学者のF・E・カンプスは1956年に、高齢の女性を対象としたある事例を紹介している、
“Under the impression that there was ‘something stuck’ she took the plug in one hand, thereby earthing herself with the earth safety metal strip upon it,
「“何か詰まっている”と思った彼女は、片手にプラグを持ち、その上にあるアースの安全金属片で自分の体をアースした、
and with the other hand introduced a metal screw driver into the positive terminal which was still connected to a 25-ampere power plug at ‘on’, she somewhat naturally received the full charge with fatal results.”
そしてもう一方の手で、25アンペアの電源プラグに刺さったままのプラス端子に金属製のドライバーを差し込むと、当然のようにフル電源が流れ、致命的な結果に至った。」
怖い・・・怖すぎる。
しかし電気の仕組みをしっかり把握していないと、こういう事、たまにありますね(汗)。
電気工作でランプを作った時に、剥き出しの通電部分を何も意識せず触ったら、すごい電流が来たことがありました。
瞬間で手がビリっと痛くなって、すぐに手を離せたから良かったんですが、油断していると確かに危ない。
電化製品の剥き出しの金属部を触る時は、必ず電源プラグを抜いてから!
これは絶対に忘れないようにしたいものです。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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