先日から「Stendhal syndrome: The travel syndrome that causes panic -「旅行中にパニックを起こすスタンダール症候群」を読んでいます。

旅行中にパニックを起こすスタンダール症候群


・「旅行中にパニックを起こすスタンダール症候群」(1)
・「旅行中にパニックを起こすスタンダール症候群」(2)
・「旅行中にパニックを起こすスタンダール症候群」(3)
・「旅行中にパニックを起こすスタンダール症候群」(4)
・「旅行中にパニックを起こすスタンダール症候群」(5)
・「旅行中にパニックを起こすスタンダール症候群」(6)

I was struck by Molino’s assertion that Florence’s wealth of art – which we value precisely because of what it tells us about life and the human condition – had relegated the city to no longer qualify as a “lived place”.
フィレンツェの豊かな芸術、それらは私たちに人生や人間の条件について教えてくれる価値があるが、私はモリーノ氏の、この街がもはや「生きた場所」ではなくなってしまった、という主張にハッとされられた。


assertion「断言、断定、主張」。

The comparison of the cradle of Renaissance art and humanism with Disneyland, the world’s foremost symbol of corporate artifice and dumbed-down commercialism, was similarly jarring.
同様にルネッサンス芸術とヒューマニズムの発祥の地と、企業による人工的で低俗な商業主義の世界的なシンボル、ディズニーランドの比較もバカな話だ。


comparison「比較、対照、類似、匹敵(するもの)、たとえる・なぞらえること」。

jarring「耳障りな、神経に障る、食い違う、不調和な」。

However, it’s important to remember where much of Florence’s art came from.
しかしフィレンツェの芸術の多くが、どこから来たのかを忘れてはいけない。

Michelangelo and Botticelli did not carve and paint in a dark garret.
ミケランジェロやボッティチェリは、暗い屋根裏部屋で彫ったり描いたりしていたわけではない。

They were patronised by Florence’s wealthiest and most powerful people who used their artworks as a display of financial and political might.
彼らはフィレンツェの富裕層や権力者の支援を受けていたし、生み出された美術品は経済力や政治力を誇示するために利用されていた。

In David’s original position in front of the Palazzo Vecchio, he gazed defiantly towards Rome,
ダビデはヴェッキオ宮殿の前で、ローマを反抗的に見つめている、

the seat of the encroaching Goliaths that were the Medici, an enormously powerful banking family.
そこはメディチ家という巨大な力を持つ銀行一族の拠点であった。


encroach「侵略する、侵入する、侵害する、浸食する」。

Goliath「ゴリアテ、巨人、力持ち」。

ディズニーランドは俗な商業主義の世界的シンボルだけども、考えてみればフィレンツェで今日崇められている芸術作品も、その昔は権力者たちの金と力の張り合いから生まれたものだった、と。

フィレンツェの作品群も必ずしも神聖視されるような物ではなかったのでは?というこの問い掛け。

ただ古今東西、芸術が花開くにはお金という養分が必要なのも確かで、現代人が圧倒されるような芸術作品は、かつての富裕層が資金を惜しまず支援したおかげで生まれたものがたくさんありますね。

個人的には来歴はどうあれ、現代では再現不能なほどの豊かな作品は、やはり人々が崇めるだけの力を秘めているように思います。


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